こんにちは、donutです。
今回は、Looker Studioについてご紹介したいと思います。
Looker Studioは、Googleが提供する無料で利用可能なBIツールです。
GoogleアナリティクスやGoogle広告、BigQuery等のデータと連携し、可視化することができます。
※かつては「Googleデータポータル」という名称で提供されていましたが、2022年10月から
「Looker Studio」に変更されました。
そんなLooker Studioには以下の特徴があります。
◎データの視覚化を容易に行うことができる。
Looker Studioは、シンプルで使いやすいUIを搭載しています。
ドラッグ&ドロップを使用した操作をベースとしているため、
Looker Studioに初めて触れる方でも簡単に操作することができます。
また、グラフや表などを自由に配置できるため、データの視覚化や分析を
容易に行うことも可能です。<参考>
◆Looker Studioレポートを表示する(Looker Studioヘルプより)
※グラフの選択やドラッグ&ドロップを使用した挿入も可能です。
◎データの接続対象(データソース)が多く、他の人とデータ共有することもできる。
Looker Studioは、約数百種類のデータソースやアナリティクスとの接続を
可能にしています。
特に、Google系のデータへの親和性が高く、プログラミングを行わずとも
多種多様なデータに関するレポートを作成することもできます。
また、データソースの認証情報を埋め込むことで、対象のデータへの
アクセス権を持ってないユーザーでもレポート共有や編集を簡単に行えます。
また、閲覧者の認証情報を利用して、閲覧者ごとにアクセス権限の付与も可能です。
この機能を活用して、別のユーザーとリアルタイムで共同作業を行う...
といったことも実現できます。
◎備考:接続可能なデータソース(一部抜粋)
Google Analytics、Google広告、Googleスプレッドシート、
Google Cloud Storage、Looker、BigQuery、MySQL、PostgreSQL、
Youtubeアナリティクスなど<参考>
◆データソースについて(Looker Studioヘルプより)◆レポートを共有する方法(Looker Studioヘルプより
※接続可能なデータソースの一部(Looker Studioより)
簡単にではありますが、それぞれのツールが持つ機能について比較を行ってみました。
Looker Studioについては基本無料であることや、直感的な操作性で手軽なデータ分析が
可能であることから、シンプルなデータの可視化やダッシュボードの作成をはじめ、
これからデータ分析を始める企業や小規模組織での導入に向いているでしょう。
また、Looker StudioにはPro版もあり、Pro版ではより高度な分析やデータのカスタマイズ機能が
搭載されています。
<参考>
◆Looker Studio(Google Cloudより)
Lookerは、高度かつ複雑なデータ分析や計算により、より詳細な可視化を行うことが可能です。
なお、LookMLの理解度や学習に要する時間、ライセンス料などを考慮すると、
導入のハードルは高くなることが見込まれますが、中〜大規模組織で利用する場合に最適です。
また、企業全体でのデータ分析基盤の構築を目指す組織にとっては魅力的なツールと言っても
良いでしょう。
<参考>
◆Lookerの無料トライアルについて(Google Cloudより)
◆Lookerの料金(Google Cloudより)
なお、Lookerについては以下の記事でも概要についてご紹介しておりますので、
あわせてお読みいただくことでより理解を深められるかと思います。
<参考>
◆次世代BIプラットフォーム「Looker」についてご紹介
LookerとLooker Studioは、それぞれ異なる特徴や機能が搭載されているため、ユーザーのニーズに応じて自由に選択することができます。
組織や企業で抱える課題やデータに応じて、必要なツールを選択する方法も得策と言ってよいでしょう。
また、弊社ではLookerに関する資料を公開中です。
もしご興味がありましたら、下記ページよりダウンロードが可能ですのであわせてご参照ください。
<参考>
◆Looker概要資料