株式会社日立ソリューションズは、生活協同組合連合会大学生協事業連合の組合員管理システムを刷新したと2023年7月4日に発表。
「Microsoft Power BI」を活用した情報管理とマーケティング基盤を構築し、2022年3月から東京地区の大学で、2023年1月からは全国で稼働している。
全国6地区の大学生協を統合し誕生した大学生協事業連合は、191の生協数と144万人という大規模な組合員数を有する組織で、システムの共通化と運用コストの低減が求められている。
また、組合員情報は他大学生協には公開できないという制約から、情報の一元管理も大きな課題となっていた。
今回の新システムにより、情報を管理しながら他大学生協のデータを参照できない仕組みを実現。組合員台帳と出資金を管理し、組合員が大学を卒業するまでに発生する各種イベントの提案が行えるようになる。
また「Microsoft Azure Active Directory B2C」を導入し、スマートフォンによる大学生協アプリや、今後開設するECサイトとの連携も予定している。
さらに数十種の帳票の一部を「Microsoft Power BI」のレポート機能でリプレースし、大学生協自ら必要な帳票を作成できるマーケティング基盤を構築。地域や大学の特性に合わせ、分析やダイレクトマーケディングなどの戦略が行えるようになる。
(画像はプレスリリースより)
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日立ソリューションズのプレスリリース(PRTIMES)