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医療ビッグデータ利活用、DeNAとメディカル・データ・ビジョンが業務提携

執筆者 BI LAB編集室 更新日時 2022年5月19日

Topics: ニュース
医療ビッグデータ利活用、DeNAとメディカル・データ・ビジョンが業務提携

健康増進や医療費の適正化支援サービス提供に期待

5月10日、メディカル・データ・ビジョン(MDV)社とDeNA社の子会社であるDeSCヘルスケア社は業務提携契約を締結しました。同提携により、両社が収集してきた医療ビッグデータを活用した健康増進や医療費の適正化支援サービス提供に期待が高まっています。

DeSCヘルスケア社は、健康権組合および自治体などの約100団体および480万人が利用するヘルスケアエンターテイメントアプリ「kencom」を提供しています。

データホライゾン社などと協業することで、利用者にさらに幅広いサービスを提供しつつ、承諾を得た利用者から提供されるデータの利活用にも取り組んでおり、2022年4月末時点で、利活用可能なデータベースは808万人に到達しました。

MDV社は、診療データベース分析用Webサービス「MDV analyzer」などを提供するなど、医療や健康情報の一元化と利活用を促進する事業を展開。承諾を得た上で蓄積した診療データベースは国内最大規模を誇り、2022年4月末時点で実患者数3960万人の病院データ、771万人の健康保険組合データを蓄積し続けています。

国内最大規模の医療データベースとなる見込み

同提携により、両社の強みを生かして、データ利活用での協業と生活者向けの健康増進サービスの協業を目指します。

具体的には、両社で蓄積してきた医療データベースを連携することにより、国内最大規模のデータベース提供が実現可能となります。保険者データは1500万人を超え、病院データは4000万人以上の規模になる見通しです。

さらに、国内最大規模の医療データベースをMDV analyzerへ2022年夏頃からの搭載および提供を目指しています。全世代の保険者や医療機関を横断したデータ分析を可能とし、実態に迫った医療課題解決への貢献が期待されています。

また、MDVの「カルテコ」とDeSCヘルスケアの「kencom」などのサービス連嶺により、健康増進のサポートおよび医療費の適正化に向けたサービスの提案をしていく見込みです。

(画像はDeSCヘルスケア株式会社ウェブサイトより)

▼外部リンク

株式会社DeNAプレスリリース

https://dena.com/jp/press/4858/

DeSCヘルスケア株式会社ウェブサイト

https://desc-hc.co.jp/

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