株式会社インテージは、店頭小売業界向けの売価設定サービス「プライスポテンシャル・サーチ」を2023年6月22日より提供している。値上げに伴う価格データを分析し、適正な利益を確保するのに役立つサービスだ。
今回リリースしたのは、同社がPOSデータ解析を通じて獲得した知見を活かして独自開発した価格データ解析システムを使い、値上がりした商品の適正価格を小売店向けに行うものだ。
客離れを最小限に抑えて健全な利益を確保できる価格設定を分析する技術で、同社が価格分析実績で得た「消費財の価格を上げ下げしても販売数量に大きく影響しない価格帯」という知見をシステムに組み込んでいる。
小売店が依頼する対象商品を売価探索シミュレーションにかけ、適正価格を診断。分析結果はExcelまたはPowerPointで提出。BIツールとの連携も可能だ。
近年は消費財メーカーが値上げを発表。小売店同士の競争激化による客離れなどの要素もあり値上げをためらう小売店も少なくない。
同サービスにより、店頭小売業各社の保有するPOSデータをはじめ、全国約6,000店舗の販売情報を収集している国内小売店パネル調査「SRI+」を組み合わせて自社以外の設定価格分布、価格弾力性の把握も行える。価格の妥当性という観点での商品選定にもつながるサービスだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社インテージのプレスリリース
https://www.intage.co.jp/news_events/news/2023/20230622.html