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高槻市営バスの運行データを収集・分析・可視化できるツールの開発を発表

作成者: BI LAB編集室|2022年11月11日

モビリティ・データ活用のSWAT Mobility Japan

SWAT Mobility Japan株式会社は、大阪府高槻市交通部とともに高槻市営バスの複数の運行データを統合し、分析・可視化できるツールの開発・運用実証を行うと2022年10月27日に発表した。

市営バスの利便性と効率性のために

今回同社が開発する分析ツールは、同路線バスの利用者乗降データ複数を収集し、ワンクリックでさまざまな指標の分析・可視化が行えるというものだ。これまで勘と経験に頼りがちだった運行サービスを、ビッグデータを活用して見直し・改善ができるようになる。

全国的な少子高齢化・人口減少、社会現象の変化などさまざまな要因で路線バスの利用者が減少し、財政が圧迫している自治体もある。財政面だけでなく、地域住民にとっても公共交通機関は利便性の高いものであることが求められ、その基盤を構築するためにはデータが必要だ。

一方で、データ収集・分析には時間がかかるため、今回同社が新しく交通データに特化した分析技術の開発を行うことになった。

独自の技術で交通機関を便利に

同社は、オンデマンド交通運行システム、路線バス交通分析ツール、物流配送最適化システムを提供しており、人と移動するものの利便性と効率性を向上させる世界トップクラスのルーティング・アルゴリズムを持っている。

高槻市交通部への実証は関西初の事例であり、検証しながらツールを製作し、全国の交通事業者へも展開していく予定だ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

SWAT Mobility Japan株式会社のプレスリリース

https://www.swatmobility.com/jp-media/takatsuki-city-bus-data-analysis