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外資系3社が伝える日本でリターゲティングが必要な理由

作成者: BI LAB編集室|2022年7月11日

リターゲティングはユーザー離れ防止策として効果発揮

テクノロジーを通じたマーケティングを手がけるAarki社、Remerge社、YouAppi社の代表者による座談会が20日に開催されました。テーマは日本におけるリターゲティング。アプリの収益拡大を生み出すためのキャンペーンについて、講演者による事例に基づいて詳しく紹介しています。

日本市場におけるアプリのユーザー獲得キャンペーンは、新規ユーザー獲得に重点が置かれているのが現状です。一方で、アプリをダウンロードしたとしても1週間利用しないユーザーの約6割が今後も利用しなくなるとの調査結果があります。

講演した3者は、日本においてリターゲティングのような非アクティブとなったユーザーをアプリに引き戻すマーケティング戦略がより重要になるとの見解を示しています。このリターゲティングは、ユーザーのアプリ利用率の向上とともに、ユーザー離れの防止策としても効果を発揮することが可能です。

国内市場は飽和状態

日本のモバイルマーケティング市場の予算は、国内市場に割り当てられているのがほとんどです。また、2024年の日本のモバイルインターネット広告費は1.6兆円を超えると予測されていますが、国内市場は飽和状態となっています。

そのため、日本のアプリマーケティング施策において、リターゲティングは欠かせないものであり、今後より注力される要素となると見込んでいます。

また、中国や韓国といった近隣諸国のモバイル広告主は、グローバルに広告を展開する傾向にあります。日本のモバイルマーケティングも、国内市場が飽和状態である以上、既にグローバルにビジネスを展開する企業が支援することで、グローバルな広告展開を活発化すると期待されています。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

Aarki, Inc. プレスリリース(PR Times)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000039593.html