ClipLine株式会社は、「企業のデータ活用に関する実態調査」を2023年11月22日に公開した。約7割が「意思決定にデータを活用できている」としながらも、Excelなどが中心でBIツールなどの利用は少数であることが分かった。
デジタル化の推進に伴い、データ活用による業務改善が課題と言われていることから、直近1年以内にデータ活用や分析に携わった正社員516名に回答を求めた。
日頃の業務データを集計・分析し、意思決定に「活かせている」「十分ではないが活かせている」の回答は合わせると65.7%。データ活用の目的を調べたところ、業務効率化や最適化などから売上や利益、コンプライアンスやガバナンス統制などさまざまだ。
扱うデータの種類は「売上データ」60.0%、「顧客情報」54.0%、ほかにも経理や給与などが続く。手法は「Excelやスプレッドシートなど」が64.0%と最も多く、BIなどの専用ツールを使用しているのは29.0%だ。
データ集計や分析は各部署で行っているケースが多数で、全社横断でデータ専用部門が担当しているケースは7.0%となっている。データを利用しているのは「経営層」は46.0%、「本部長、部長」が51.0%である。
データ活用の課題は、「データの量が不足している」「一元化できていない」「紙のままでデジタル化されていない」などのシステムの問題が提起される一方で、「忙しく手が回らない」「スキル不足」など人的リソースも指摘されている。
(画像はプレスリリースより)
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ClipLine株式会社のプレスリリース(PRTIMES)