Qlik Senseでデータを視覚化する際、テーブルの列幅が不揃いだとレイアウトが見づらくなります。特に複数の列を持つテーブルでは、情報の可視性を高めるために列幅を均等に揃えることが重要です。本記事では、デベロッパーツールを活用して、簡単にすべての列を均等に揃える方法を詳しく解説します。
※本記事用で使用しているテストデータは、自動生成されたものであり、実在の人物や団体などとは関係ありません。
まず、デベロッパーツールを有効にして、テーブルの細かなプロパティを調整できるようにします。手順は以下の通りです。
デベロッパーツールを開くと、「プロパティ」と「レイアウト」の2つのセクションが表示されます。
これらを理解することが、設定を効果的に行う鍵となります。それぞれの内容をまとめると以下のようになります。
皆さんの身近な作業で例えると、普段テーブルチャートの「幅」や「ソート順」を変更した後、オブジェクトのプロパティを開くと以下のメッセージが表示されるかと思います。
デベロッパーツールにおける「プロパティ」と「レイアウト」とは、上記の適応前の状態を保存しているのが「レイアウト」で、適応後は「プロパティ」に反映されます。
今回のように、テーブルの列幅を均等に揃えることを永続的に反映させる場合、「プロパティ」の方を編集する必要があります。
まずは調整前の列幅の状態は以下の通りです。
このようなテーブルを、以下の手順で列幅を均等に設定できます。
デベロッパーツール内で直接編集するのは正直難しいです、その場合、「.txtファイル」や「VSCode」などのエディターツールを使うと効率的です。
これにより、大量の列を一度に編集でき、時間の節約になります。
Qlik Senseでは、デベロッパーツールを活用することで、テーブルの列幅を簡単に均等に揃えられます。これにより、データの見やすさが向上し、視覚的に統一感のあるレイアウトを実現できます。Qlik Senseを使いこなして、データ可視化の効率をさらに高めましょう。