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【Qlik Sense】マスターアイテムを使用したマルチKPIの作成【数式・チャートの再利用】

作成者: Jiro|2023年5月31日

1.メジャー(数式)のマスターアイテム作成

利用頻度の高い数式をマスターアイテムとして登録することができます。

シート編集画面からマスターアイテムを選択します。

メジャーの新規作成を選択します。

ここでは、メジャーのマスターアイテムとして、売上金額平均単価を作成します。

 

名前: 売上金額 数式: sum(明細金額)

を入力し作成します。

 

同様に

名前: 平均単価 数式: sum(明細金額)/sum(数量)

を入力し作成します。

2.チャートのマスターアイテム作成

マスターアイテムに既存のチャートを登録することも可能です。

まず、チャートの作成から行います。

今回は円チャートを作成しマスターアイテムに登録します。

軸: カテゴリ名称 メジャー: 売上金額

として円チャートを作成します。

※先ほど作成したメジャーのマスタアイテムの「売上金額」を選択することで、

チャートを作成するための数式を入力する手間を省くことができました。

ここで、マスタアイテムのビジュアライゼーションを選択します。

作成した円チャートをドラッグ&ドロップしてマスターアイテムに追加します。

ここでは名前を円チャートとします。

これでチャートのマスタアイテムの作成が完了しました。

3.マルチKPIの作成

ここから本題のマルチKPIの作成を行います。

カスタムオブジェクトのQlik Visualization bundleを選択します。

マルチKPIをシート上へドラッグ&ドロップします。

 

メジャーの追加を選択します。

マスタアイテムに登録した「売上金額をメジャーに追加します。

同様に、平均単価もメジャーに追加します。

マルチKPIにチャートを追加

マルチKPIにチャートを追加します。

メジャーの追加を選択し、数式の欄に今回はチャートと入力します。

マルチKPI上に作成されたチャートの表示欄にマスターアイテムに登録した円チャートを

ドラッグ&ドロップします。

以上でマスターアイテムを使用したマルチKPIの作成ができました。

よく使用する数式やチャートをマスターアイテムに登録しておくと、作業の効率化ができると思いますので、ぜひマスターアイテムを利用してみてください。