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通常リロード後に部分的なリロードを実行できる?QMCのタスクチェーン設定方法

作成者: Jiro|2023年10月17日

1.タスクチェーンとは

タスクチェーンとはタスクを任意のパターンで連動させる設定です。リロード タスクおよびアプリのトリガーを作成することにより、さまざまなパターンでタスク チェーンを作成できます。

2.部分的なリロード(Pirtial Reload)とは

通常リロードは、常に既存のデータモデルのすべてのテーブルを削除することから始まり、次にロードスクリプトを実行しますが、部分的なリロードは既存のデータモデルのすべてのテーブルを削除を行いません。部分的なリロードには、通常リロードと比較して下記の利点があります。

  • 変更されたデータのみをロードするため、通常リロードより速く実行できます。
  • ロードされるデータが通常リロードより少ないため、消費されるメモリも少なくなります。
  • ソースデータへのクエリがより高速に実行され、ネットワークの問題のリスクが軽減されるため、信頼性が向上します。

3.設定手順

3-1.リロード タスクの作成

QMC を開きます。:https://<QPS サーバー名>/qmc

QMCスタート ページから、 [Tasks (タスク)] を選択します。

タスクページ [Reload task]をクリックします。

リロードタスク編集ページが表示されます。

ここからプロパティを編集します。

[名前]、[アプリ名]を入力します。(検証用なので設定内容は任意)

※タスクには少なくとも、自動実行するトリガーがひとつ含まれている必要があります。

今回は1度だけリロードを実行する[once-only trigger]で設定します。

(検証用なので設定内容は任意)


これでリロードタスクの作成が完了しました。

3-2.タスクイベントトリガーのタスクチェーンの作成

リロードタスク作成と同様にタスクページ [Reload task]をクリックします。

[名前]、[アプリ名]を入力し、タスクを作成します。

※部分的なリロードを実行したいので、Partial reloadにチェックします。

[Actions]をクリックし、[Create new task event trigger]を選択します。

タスクイベントトリガーのプロパティを設定します。(検証用なので設定内容は任意)

タスク欄の[Status]を「Task successful」、[Task]は先ほど作成した「通常リロードタスク」を指定します。

※作成した通常リロードタスクが実行成功した場合に部分的なリロードが実行される設定になります。もし、通常リロードタスクでエラーが発生した場合、部分的なリロードは実行されません。

これでタスクイベントトリガーのタスクチェーン設定が完了しました。

タスク概要のページを見ると赤枠内のタスクチェーン設定のマークが付いていることが確認できます。

4.おわりに

今回は1回だけリロードを実行する設定でしたが、タスクのスケジュールを設定すれば自動的に通常リロードと部分的なリロードを実行することも可能です。

ぜひ利用してみてください。