こんにちは。Deckです。
今回もデータ分析でハマりがちな「あるある」な問題に対処しましょう。
使用するのはこのようなデータです。
年度と教科ごとにテストの成績をまとめたデータですね。
一見、何の問題もないデータですが……
このデータをQlik Senseで取り込もうとするとこうなります。
セルが結合された部分が歯抜けになってしまっていることがわかりますね。
このまま取り込みを行うと国語以外の教科が年度なしのデータが出来上がってしまいます。
この問題に対応するため、データを取り込む際に少し工夫をしましょう。
新規アプリを作成し、ドラッグ&ドロップでデータを取り込みます。
元データのプレビューですが、先ほど説明した通り年度が歯抜けになっています。
一度、そのまま「データをロードして終了」をクリックしてデータをロードします。
左上のメニューから「データ ロード エディタ」の編集画面に入ります。
この画面にはデータをロードする際の条件が記入されています。
先ほどドラッグ&ドロップでデータを取り込むよう指定した条件は「自動生成セクション」にあります。
ここでは自動生成されたスクリプトに続ける形でデータを編集しましょう。
「セクションの追加」ボタンをクリックしてください。
次のスクリプトを入力します。
成績:
Noconcatenate LOAD
IF([年度]='',Peek([年度],-1),[年度]) as [年度],
[科目],
[成績]
Resident Sheet1
;
Drop Table Sheet1;
ここで入力したスクリプトの解説をします。
成績:
Noconcatenate LOAD
IF([年度]='',Peek([年度],-1),[年度]) as [年度],
[科目],
[成績]
Resident Sheet1
Drop Table Sheet1;
以上の入力ができたら画面右上の「データのロード」をクリックしてリロードしましょう。
「アプリ概要」から、データの歯抜けが解消されているかどうか確かめてみましょう。
テーブル ボックスを作成して、軸に年度、教科、成績を追加します。
データの歯抜けが解消されていることが確認できました。
以上でセル結合されたデータの取り込みの解説は終わりです。