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Qlik Senseのスクリプトテクニック【同じフォルダのデータを一度に読み込み】

作成者: Deck|2017年6月30日

Qlik Senseのスクリプトで連番ファイルを読み込みたいときは

こんにちは。Deckです。

Qlik Senseを使っていて、同じ構造を持ったデータを1つのアプリで取り込みたいと思ったことはありませんか。

Qlik Senseでは、1度設定を行えば同じデータ構造を持ったファイルであれば複数のファイルを連続してロードさせることができます。

例としてはこのように、月々増えてゆくExcelのデータを想定しています。



サンプルデータはこちらからダウンロード

 

データ ロード エディタでスクリプトを作成

新規アプリを作成し、データ ロード エディタを開きます。



フォルダーの接続」を選択します。


ファイルが存在するフォルダーに移動し、名前を入力して「作成」をクリックします。


新しく作成された接続からデータを選択しします。


ここでは連番データのうち1つ選択して、「作成」をクリックします。


生成されたスクリプトのうち、年月の部分を*(アスタリスク)に修正します。


「月報_」から始まり、「.xlsx」で終わるファイルが連続して読み込みされます。

以上でスクリプトは完成です。「データのロード」をクリックして読み込みを行いましょう。
(自分でスクリプトを編集する方へ)

注意としては1つのLOAD文の「FROM ~」中では最大1回しかアスタリスクを使うことができない点です。

例として、「○○年\△△月.xlsx」というフォルダー構成になっているデータでは○○と△△の両方にアスタリスクを使うことはできないということです。

連番となるファイルはすべて同じフォルダに配置するようにしましょう。

 

完成

ここまでの手順で読み込んだデータを積み上げ棒グラフで表すと以下のようになります。


複数の月を読み込むことができています。

 

この記事は、以上です。