2021年5月バージョンのアップデートにより、Qlik Senseのアプリ内に動画を埋め込んで再生することができるようになりました。
そこで、今回の記事ではチュートリアルとしてQlik JapanのYoutubeチャンネルにアップロードされた動画を再生するアプリを作ってみましょう。
※Youtube以外にも、「MP4」「OGG」「WEBM」のようなビデオ形式がサポートされています。
それでは早速はじめてみましょう。あらかじめQlik Senseのバージョンが最新になっているか確認してください。
データサンプルとして、記事執筆時点でのQlik JapanのYoutube動画一覧のExcelを作成しました。
今回はこのデータを使用してサンプルアプリを作成します。
シート編集画面に移り、フィルターパネルを作成します。
軸は「動画タイトル」とし、ソートは全てのチェックを解除してロード順となるようにします。
カスタムオブジェクトの「Qlik Dashboard Bundles」から「Video Player」を作成します。
URLには次の数式を入力します。
='https://www.youtube.com/watch?v=' & videoid
確認画面が表示されるため、「Show external content」ボタンをクリックします。
これでシートが完成しました。
フィルターパネルで動画タイトルを選ぶとアプリ内で動画が読み込まれ、再生することができます。
動画をクリックすると再生され、もう一度クリックすると一時停止されます。
今回はQlik Senseの動画再生機能について解説しました。
この機能の利用方法としては、Qlik Senseアプリの動作を動画で説明することなどが考えられます。
今回の解説のようにYoutubeにアップロードされた動画を再生するようにすると、Qlik Senseサーバーに大容量の動画を保存しておく必要はありません。
逆に、外部へのアクセスができない環境においてはネットワーク内部に動画を配置することでセキュリティを保ったまま動画を再生できる環境を提供できます。
バージョンMay 2021で追加された動画再生機能によってQlik Senseの表現力はさらに広がったといえるでしょう。
これでQlik Senseアプリの動画再生機能の解説を終わります。