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ABC分析とは?QlikViewでの実現方法は?

作成者: Deck|2014年4月03日

QlikViewでABC分析

 

QlikView(クリックビュー)では、チャートを作成し簡単にABC分析をすることができます。

 

チャート作成

1.チャートの追加ウインドウを開きます。

 

■ 基本設定

1.【ウインドウタイトル】に『ABC分析』と入力します。

2.【チャートの種類】から【ストレートテーブル】を選択します。

3.【次へボタン】を押します。

 

 

 

 

 

■ 軸

1.【項目/グループ】から『製品名』を選択します。

2.【追加ボタン】を押します。

3.【軸項目】に『製品名』が追加されていることを確認します。

4.【次へボタン】を押します。

 

 

 

 

 

■ 数式の編集

1.入力欄に『sum(売上)』と入力します。

2.【OKボタン】を押します。

 

 

 

 

■ 数式

1.【ラベル】に『売上』と入力します。

 

 

 

 

■ 数式

1.【追加ボタン】を押します。

2.数式の編集入力欄に『sum(売上)/sum(TOTAL売上) 』と入力します。

3.【ラベル】に『構成比』と入力します。

4.【相対値表示】のチェックボックスをオンにします。

5.【累積】から【すべて累積表示】ラジオボタンをチェックオンします。

 

 

 

 

1.【追加ボタン】を押します。

2.数式の編集入力欄に『=[構成比]+IF(RowNo()=1,0,above([構成比]))』と入力します。

3.【ラベル】に『累積』と入力します。

4.【相対値表示】のチェックボックスをオンにします。

5.【累積】から【すべて累積表示】のラジオボタンをオンにします。

6.【次へボタン】を押します。

 

 

 

 

■ ソート

1.【列】の【優先順位】から『累積』を選択します。

2.【上へボタン】を押して『累積』を一番上にします。

3.【ソート順】から【数値】のチェックボックスをオンにします。

4.【数値】の【降順】を選択します。

 

 

 

 

 

■ 数値書式

1.【数式】から『売上』を選択します。

2.【数値書式設定】から【通貨】のラジオボタンをオンにします。

3.【完了ボタン】を押します。

 

 

 

 

 

以上の作業から以下のストレートテーブルが作成されていることが確認できます。

 

 

 

 

このチャートに順位をつけ、読み取りやすくしましょう。

チャートプロパティを開きます。

 

■ 数式

1.【追加ボタン】を押します。

2.【数式】にcount(売上)と入力します。

3.【累積】から【すべて累積表示】のラジオボタンをオンにします。

4.『上へ』ボタンを押し、一番上に移動します。

5. 【OKボタン】を押します。

 

 

以上の作業から作成したストレートテーブルは以下の通りです。

 

 

 

 

順位がつけられていることが確認できます。

 

最後に、このチャートを重要製品にランクをつけていきましょう。

まず変数を追加します。

 

■ 変数一覧

1.【追加ボタン】を押し以下のように変数を追加します。

変数名

A_rank

B_rank

C_rank

2.【OKボタン】を押します。

 

 

■ 数式

1.【追加ボタン】を押します。

 

■ 数式の編集

1.入力欄に以下の文を入力します。

IF(累積 <= A_rank,'A',
IF(累積 <= B_rank,'B','C'))

2.【ラベル】に『ランク』と入力します。

 

 

 

以上の作業からできたストレートチャートは以下の通りです。

 

 

 

 

A、B、Cでそれぞれ重要度がランク別に格納されいることが確認できます。

レイアウトを変更して見やすいチャートにしましょう。

 

 

■ プレゼンテーション

1.【列】から『ランク』を選択します。

2.【配置】から【データ(テキスト)】の中央揃えラジオボタンをオンにします。

 

 

 

 

続いて、色を変更しましょう。

 

■ 数式

1.『ランク』の【+】ボタンを押します。

2.【テキストの色】を選択します。

3.【定義】に以下のように入力します。

=IF((累積) <= A_rank,RGB(0,255,65),

IF((累積) <= B_rank,RGB(255,255,0),RGB(204,0,0)))

4.【OKボタン】を押します。

 

 

 

 

以上の作業からできたストレートチャートは以下の通りです。

 

 

値が中央揃えで、Aは緑Bは黄色Cは赤で表示されていることが確認できます。

この記事は、以上です。