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QlikViewに複数のExcelファイルをまとめて取り込む方法

作成者: Deck|2014年4月07日

QlikViewのロードスクリプト上で、For~Nextステートメントを使用し、複数のExcelファイルを 項目別に読み込む

 

QlikView(クリックビュー)では、ディレクトリ内のファイルを一括で取り込むことができます。

ロードスクリプトから読み込んでみましょう。

 

データ

以下のファイルにはExcelのデータが大量に格納されています。

 

 

このデータをひとつひとつロードスクリプトに書き込むとなると

ロードスクリプト上では大変長い文になってしまいます。

そこで、一度にまとめて読み込んでみましょう。

 

ロードスクリプト

1.ロードスクリプトの編集ウインドウを開きます。

 

 

ロードスクリプトの編集

1.【Directory;】を削除します。

2.【リロードボタン】を押します。

 

 

 

続いて、統計ボックスを作成しデータの量を確認します。

 

統計ボックス

1.統計ボックスの追加ウインドウを開きます。

 

プロパティ

1.【項目】から『売上金額』を選択します。

2.【OKボタン】を押します。

 

 

以上の作業から以下の統計ボックスが作成できます。

 

150件のデータが格納されていることが確認できます。

 

複数のファイルを一度に取り込んでいきましょう。

ロードスクリプトを開きます。

 

 

ロードスクリプト

1.以下の文を入力します。

FOR Each fileName in FileList *.xls

LOAD 商品番号,

商品,

売上数量,

売上金額

FROM

家電\Data2000.xlsx

(ooxml, embedded labels, table is Sheet1);

NEXT

 

2.【リロードボタン】を押します。

 

 

 

 

統計ボックスを確認してみましょう。

 

レコード数が150から2250に増えています。

一度に大量のデータを取り込んでいますがが、ロードスクリプト内の行数は少なくすんでいます。

 

続いて「アスタリスク(*)を使用し、複数のExcelファイルを取り込む」 という方法を紹介します。

 

QlikViewのロードスクリプトでアスタリスク(*)を使用し、複数のExcelファイルを取り込む

 

例えば、「家電フォルダから複数のExcelファイルを指定したい」という場合には ロードスクリプト上で、

Load

商品番号,

商品,

売上数量,

売上金額

From 家電\*.xlsx

とFrom句を設定します。

こうすると家電フォルダの、xlsx形式のファイルから、商品番語号、商品、売上数量、売上金額 という項目を 取り込むことができます。

アスタリスク(*)は何文字でも対応し選択します。

load

商品番号,

商品,

売上数量,

売上金額

From 家電\Data2*.xlsx

とすると、家電フォルダの「Data2〇〇〇.xlsx」形式の指定をすることができます。

Date2013.xlsxやDate2012.xlsx等のファイルを指定し、データを取り込んでくる ことができます。

「Date200*」とすると2000から20009年のファイル指定することができます。

では実際に操作例を紹介します。

 

1、データの読み込み

以下のようなデータが手元にあり、これを読み込みたいとします。

 

 

2、ロードスクリプト

ロードスクリプト編集画面を開きます。

■ 3、ロードスクリプトを編集する。 fromをこのように設定します。  

 

 

3、統計ボックスを作成し、データ量を確認 ①統計ボックス追加ウインドウを開き、項目から『売上金額』を選択します。

 

  4、項目から、売り上げ金額を選択し、【OK】ボタンを押します。

Data2000.xlsx~Data2014.xlsx (15ファイル) の商品番号,商品,売上数量,売上金額 データが入っていることが確認できます。

 

 

Qlikで使えるloadscript(ロードスクリプト)一覧はこちら