QlikView(クリックビュー)では、ディレクトリ内のファイルを一括で取り込むことができます。
ロードスクリプトから読み込んでみましょう。
以下のファイルにはExcelのデータが大量に格納されています。
このデータをひとつひとつロードスクリプトに書き込むとなると
ロードスクリプト上では大変長い文になってしまいます。
そこで、一度にまとめて読み込んでみましょう。
1.ロードスクリプトの編集ウインドウを開きます。
1.【Directory;】を削除します。
2.【リロードボタン】を押します。
続いて、統計ボックスを作成しデータの量を確認します。
1.統計ボックスの追加ウインドウを開きます。
1.【項目】から『売上金額』を選択します。
2.【OKボタン】を押します。
以上の作業から以下の統計ボックスが作成できます。
150件のデータが格納されていることが確認できます。
複数のファイルを一度に取り込んでいきましょう。
ロードスクリプトを開きます。
1.以下の文を入力します。
FOR Each fileName in FileList *.xls
LOAD 商品番号,
商品,
売上数量,
売上金額
FROM
家電\Data2000.xlsx
(ooxml, embedded labels, table is Sheet1);
NEXT
2.【リロードボタン】を押します。
統計ボックスを確認してみましょう。
レコード数が150から2250に増えています。
一度に大量のデータを取り込んでいますがが、ロードスクリプト内の行数は少なくすんでいます。
続いて「アスタリスク(*)を使用し、複数のExcelファイルを取り込む」 という方法を紹介します。
例えば、「家電フォルダから複数のExcelファイルを指定したい」という場合には ロードスクリプト上で、
Load
商品番号,
商品,
売上数量,
売上金額
From 家電\*.xlsx
とFrom句を設定します。
こうすると家電フォルダの、xlsx形式のファイルから、商品番語号、商品、売上数量、売上金額 という項目を 取り込むことができます。
アスタリスク(*)は何文字でも対応し選択します。
load
商品番号,
商品,
売上数量,
売上金額
From 家電\Data2*.xlsx
とすると、家電フォルダの「Data2〇〇〇.xlsx」形式の指定をすることができます。
Date2013.xlsxやDate2012.xlsx等のファイルを指定し、データを取り込んでくる ことができます。
「Date200*」とすると2000から20009年のファイル指定することができます。
では実際に操作例を紹介します。
1、データの読み込み
以下のようなデータが手元にあり、これを読み込みたいとします。
2、ロードスクリプト
ロードスクリプト編集画面を開きます。
■ 3、ロードスクリプトを編集する。 fromをこのように設定します。
3、統計ボックスを作成し、データ量を確認 ①統計ボックス追加ウインドウを開き、項目から『売上金額』を選択します。
4、項目から、売り上げ金額を選択し、【OK】ボタンを押します。
Data2000.xlsx~Data2014.xlsx (15ファイル) の商品番号,商品,売上数量,売上金額 データが入っていることが確認できます。
Qlikで使えるloadscript(ロードスクリプト)一覧はこちら