今回はシートオブジェクト内にタブを作成していく方法をご紹介していきます。
完成図は下のようになります。
Tab1とTab2を押すことによって、変数で設定したリストボックスが交互に切り替わります。
【コンテナオブジェクト】を使った格納とは少し違っていますので、こういう方法もあるんだと知っていただけたらと思います。
作成方法をご紹介していきます。
qlikviewを開きます。
ロードスクリプトを開きます。
【テーブルファイル】から「カレンダー」「営業員」「営業所」「支店」「担当顧客」「売上明細」のファイルを読み込みます。
スクリプト文が入力されているのを確認したら、【リロード】をします。
リロードが完了しました。
リストボックスを作成していきます。
【リストボックスの追加】を選択します。「営業員名」「営業所名」「支店名」「年」「月」「日」を追加します。
追加が完了したら、【OK】を押します。
リストボックスが完成しました。
リストボックスは後ほど、使っていきます。
【シートオブジェクトの追加】から【テキストオブジェクト】を選択します。
【色】を白色に変更します。【OK】を押します。
【テキストオブジェクト】が完成しました。
完成したテキストオブジェクトの中に「年」「月」「日」のリストボックスを配置します。ツールバーを使って、位置を調整してください。
リストボックスの配置が完了しました。
次に変数の設定をしていきます。
【変数一覧】を開いて、【変数名】と【値】を定義します。
変数名…vTabSelection
値…0
【OK】ボタンを押します。
変数の設定ができました。
今度はタブを作成していきます。
【シートオブジェクトの追加】から【テキストオブジェクト】を選択します。
【テキスト】に「Tab1」と入力します。【背景】の【色】にチェックを入れて、【色の設定】をします。
【単色】にチェックを入れて、【基本色】の【計算】にチェックを入れます。
【基本色】に以下の数式を追加します。
=if(vTabSelection=1,RGB(128,128,128),RGB(0,255,255))
【アクション】タブで【追加】から【変数の設定】を選びます。
【変数】と【値】の定義を設定します。
変数…vTabSelection
値…=if(vTabSelection=0,1,0)
【OK】ボタンを押します。
「Tab1」が完成しました。
完成したTab1をテキストオブジェクトの上に配置します。コピー&ペーストで二つに増やします。
増やした、Tab1の【プロパティ】を開きます。
【テキスト】を「Tab2」に変更します。【色の設定】を変更していきます。
【基本色】の計算式を変更します。
基本色…=if(vTabSelection=0,RGB(128,128,128),RGB(0,255,255))
【アクション】タブに移動します。【値】を以下に定義します。
=if(vTabSelection=1,0,1)
【OK】を押します。
「Tab2」が完成しました。
「年」「月」「日」、それぞれのリストボックスの【条件付き表示】を設定します。
設定が完了すると、タブを押してリストボックスの切り替えができます。
Tab2のボタンを押して、「支店名」「営業所名」「営業員名」のリストボックスをTab1と同じように配置します。
リストボックスの【条件付き表示】の設定をします。
それぞれのリストボックスの条件をvTabSelection=1にします。
【OK】ボタンを押します。
これでチャート内のタブが完成しました。
最後に分析するためのチャートを作成します。
【シートオブジェクトの追加】から【チャート】を選択します。
【棒グラフ】を選択します。
【軸】を「年四半期」にします。
【数式】で売上金額を定義します。
sum(売上金額)
【OK】を押します。
シートオブジェクト内のタブが完成しました。
タブを押すたびにリストボックスの表示が切り替わることが確認できます。
この記事は、以上です。