数量化理論Ⅰ類とは、「数値では、表現できない事象と数値を比較することで予測をする」というものです。
今回はQlikView(クリックビュー)で数量化理論Ⅰ類を分析する方法を紹介していきたいと思います。
というステップで分析します。
おおまかな流れはこの3ステップです。
今回使用するデータは「data」のファイルを使用します。このフォルダ内のデータを一度取り込みます。
ロードスクリプト上でテーブルファイルを選択し「data」からすべてのファイルを選択します。
選択し、リロードを押します。
次に、テーブルをリネームします。
「カテゴリ分類コード as カテゴリコード」
「date(Makedate(left(注文年月日,4),num(mid(注文年月日,5,2))),'YYYY/MM') as 注文年月」
このように修正します。
「注文年月日」については、各テーブル「2009」「2010」「2011」すべてこのように修正します。
修正が完了したら、また、リロードを行います。
ここでリロードが完了したら、エラーがないか、テーブルビューアーを確認します。
今回は性別の項目から、「男性」の数を抽出し、数式として使用します。
数量化理論Ⅰ類は本来「質的データから量的データの変換」を行いますが、今回のデータ自体がすでに量的データに変換されているので、
このまま使用します。
シート画面で「右クリック」→「オブジェクトの追加」→「チャート」を選択します。
チャートは棒グラフを選択し、ウインドウタイトルは「数量化理論I論」とし、「次へ」を選択します。
※「チャートにタイトルを表示する」のチエックを外します。
「軸」は「注文年月」を追加します。追加したら「次へ」を押します。
※「NULL値を隠す」のチェックを外します。
数式は「count({<性別={"1"}>}会員番号)」と入力します。
※ここでset関数を使用し、性別から「男性」を抜き出します。そして1=男として数量化しています。
入力したら「OK」を押します。
同様に会員数をカウントする数式を追加します。
定義を「count(会員番号)」とします。
チャートを確認してみます。このようなチャートが作成できました。
チャートが作成されていることが確認できたら、「右クリック」し、プロパティの「数式」タブから、すう勢線の「指数関数」にチェックを入れ、
「式の表示」と「R2の表示」にチエックを入れます。「OK」を押します。
ここでチャートの確認を行います。
チャートに予測式が追加されました。
これでQlikViewでできる簡易版「数量化理論Ⅰ類」に基づくチャートが完成しました。
最後にチャートを見やすくしたいと思います。
チャートを右クリックし、プロパティから「目盛線」タブを開きます。
軸ラベルを斜め表示にし、「グリッドの表示」にもチエックを入れて、「OK」を押します。
以下が完成したチャートです。
この記事は、以上です。