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QlikViewで数量化理論Ⅰ類で分析する【数値では表現できない事象と数値を比較することで予測】

作成者: Deck|2014年6月26日

QlikViewで数量化理論Ⅰ類で分析してみた

 

数量化理論Ⅰ類とは、「数値では、表現できない事象と数値を比較することで予測をする」というものです。

今回はQlikView(クリックビュー)で数量化理論Ⅰ類を分析する方法を紹介していきたいと思います。

 

数量化理論Ⅰ類実施方法

  1. データの変換・・・質的データの変換
  2. 重回帰分析で予測式を出す

というステップで分析します。

 

このフローを元に今回の作業フローは以下のようになります。

  1. データ取り込み
  2. set関数を使用して、チャート作成
  3. すう勢線で予測式を立てる。

おおまかな流れはこの3ステップです。

 

 

①データの取り込み

今回使用するデータは「data」のファイルを使用します。このフォルダ内のデータを一度取り込みます。

ロードスクリプト上でテーブルファイルを選択し「data」からすべてのファイルを選択します。

選択し、リロードを押します。

 

 

次に、テーブルをリネームします。

「カテゴリ分類コード as カテゴリコード」

「date(Makedate(left(注文年月日,4),num(mid(注文年月日,5,2))),'YYYY/MM') as 注文年月」

このように修正します。

「注文年月日」については、各テーブル「2009」「2010」「2011」すべてこのように修正します。

 

 

修正が完了したら、また、リロードを行います。

ここでリロードが完了したら、エラーがないか、テーブルビューアーを確認します。

 

 

②set関数を使用して、チャートを作成

今回は性別の項目から、「男性」の数を抽出し、数式として使用します。

数量化理論Ⅰ類は本来「質的データから量的データの変換」を行いますが、今回のデータ自体がすでに量的データに変換されているので、

このまま使用します。

シート画面で「右クリック」→「オブジェクトの追加」→「チャート」を選択します。

チャートは棒グラフを選択し、ウインドウタイトルは「数量化理論I論」とし、「次へ」を選択します。

※「チャートにタイトルを表示する」のチエックを外します。

 

 

 

 

 

「軸」は「注文年月」を追加します。追加したら「次へ」を押します。

※「NULL値を隠す」のチェックを外します。

 

 

 

数式は「count({<性別={"1"}>}会員番号)」と入力します。

※ここでset関数を使用し、性別から「男性」を抜き出します。そして1=男として数量化しています。

入力したら「OK」を押します。

 

 

同様に会員数をカウントする数式を追加します。

定義を「count(会員番号)」とします。

 

 

チャートを確認してみます。このようなチャートが作成できました。

 

 

➂すう勢線で予測式を立てると

チャートが作成されていることが確認できたら、「右クリック」し、プロパティの「数式」タブから、すう勢線の「指数関数」にチェックを入れ、

「式の表示」と「R2の表示」にチエックを入れます。「OK」を押します。

 

 

ここでチャートの確認を行います。

チャートに予測式が追加されました。

これでQlikViewでできる簡易版「数量化理論Ⅰ類」に基づくチャートが完成しました。

 

 

 

最後にチャートを見やすくしたいと思います。

チャートを右クリックし、プロパティから「目盛線」タブを開きます。

軸ラベルを斜め表示にし、「グリッドの表示」にもチエックを入れて、「OK」を押します。


 

以下が完成したチャートです。

 

この記事は、以上です。