QlikViewナレッジ - INSIGHT LAB

QlikViewのロードスクリプト上でテーブルを結合する関数【Join】

作成者: Deck|2014年6月18日

この記事は、BIツール導入支援及びDWH構築支援を15年以上続けてきたINSIGHT LABの中の人が書いています。

 

今回ご紹介するのは、別々のテーブルに格納しているシートを一つにしたい場合など、ロードスクリプト上でまとめてしまう方法です。

 

QlikViewのロードスクリプト上でテーブルを結合する関数

①join関数

join句は、ロードされたテーブルを既存の指定されたテーブルまたは直前に作成されたデータテーブルと結合します。

構文は次のとおりです。

join (tablename )

例:

//abc.csvファイルを結合する。
Join LOAD * FROM abc.csv;

//table1をSQLで取得し、テーブルをくっつける。
Join SQL SELECT * FROM table1;

等と使います。join句に近いものとしては「keep句」がありますが、ここでは、割愛します。

 

②Join句の前に置くことができる関数(left,right,innner,outer)

join の前に使用すると、例えば、left joinと設定すると左側に結合することができます。

例:
left( join | keep) [ (tablename ) ](loadstatement |selectstatement )

例:

Table1     Table2

A B      A C

1 aa     1 xx

2 cc 4 zz

3 ee

QVTable:

select * from table1;

left join select * from table2;

QVTable

結果は以下のようなテーブルが生成されます。

A B C

1 aa xx

2 cc

3 ee

となり、連結項目値は、最初のテーブルに示されます。
left join(table)句は最も使用頻度が高く、扱い易い句なので、まず、このjoin句押さえて発展させる方が良いかと思います。

 

Qlikで使えるloadscript(ロードスクリプト)一覧はこちら