こんにちは。Turtleです。
ぼくは買い物をするときに「自分の目で確かめてから買う!」という固い意志があって、今までほとんどネットショッピングを使ったことがなかった。書籍は買ったことがあるが、それ以外は必ず店舗に行って買う、という時代に逆らったスタイルを貫いてきたのだ。
とはいえ、現在はコロナ時代。そうも言ってられなくなってきたTurtleであった。
こんなときにわざわざ店舗に足を運んで買うというリスクを冒すわけにはいかないのだ。
というわけで、最近Amazonでいろいろと買い物をした。
...うん。便利だね。一回買ってしまえば何の抵抗も無くなったし。これまでの謎のこだわりは一体何だったのだろうか、自分でもわからない。
さて、気を取り直して。
今回は前回の【Sisense Formula】RANK関数を使って全体順位とクラス順位を表示する の続き。
使用するデータは前回と同じです。
前回は生徒単位で点数を見ていったけど、今回はクラス単位でいろいろ見ていきたいと思う。
まずはピポットで行に「クラス」を選択。
ここから平均点・最高点・最低点をそれぞれ出していく。
以下のように、値→追加→点数→詳細→平均 という流れで平均点を算出できる。
同じ流れで、最大と最小も追加しよう。以下のようなテーブルが完成するはずだ。
ではここから、PERCENTILEとQUARTILEを使用して上位20%ラインと四分位数を算出していく。
まずは上位20%ラインを算出する。
さっそく、今回使用する関数、PERCENTILE の使い方を見てみよう。
値→追加→数式エディタ で数式エディタを開き、PERCENTILE の説明を見る。
説明欄にあるように、PERCENTILE関数は以下のような使い方をする。
PERCENTILE (<数値フィールド>,<k>)
PERCENTILE (<フィールド別グループ分け>, AGG(<フィールド>),<k>)
※k = 0~1の任意の数
今回はフィールド別にグループ分けする必要がないので、上の方のみを使用する。
下のフィールド別にグループ分けするパターンはまたの機会に・・・!
さっそく使ってみよう。
数式エディタに PERCENTILE([点数],0.8) と入れて OKを押す。
こうして算出できたのが、下から数えて80%に位置する点数 =「上位20%のライン」である。これを見る限り、上位20%ラインが一番低いのはCクラスですね。
今算出した PERCENTILE([点数],0.8) を「上位20%ライン」と名前を変えておく。
〇〇%ラインを算出する、PERCENTILE関数に似た関数がある。それが、QUARTILE関数である。QUARTILE関数を使えば、四分位数と最小値/最大値を求めることが出来る。
PERCENTILE関数のときと同じように、関数の説明を見てみよう。
数式エディタを開きカーソルを合わせてQUARTILEの説明を表示する。
説明欄を見てわかるように、QUARTILE関数もPERCENTILE関数と同じような使い方をしている。
QUARTILE (<数値フィールド>,<k>)
QUARTILE (<フィールド別グループ分け>, AGG(<フィールド>),<k>)
※k = 0~4の整数
PERCENTILE関数の時と同様に、今回はフィールド別グループ分けを行う必要がないので、下のAGGを使ったパターンはまたの機会ということで。今回は上のパターンのみを紹介します。
数式エディタで QUARTILE([点数], 1) と入力してOKを押す。
これと同じ要領で、
・QUARTILE([点数], 2)
・QUARTILE([点数], 3) をそれぞれ追加する。
これで四分位数が追加された!
(もちろん、PERCENTILE関数でも求められるんだけどね)
今回はPERCENTILE関数で上位20%ライン、QUARTILE関数で四分位数を算出した。
使い方をおさらいしておく。
PERCENTILE (<数値フィールド>,<k>)
PERCENTILE (<フィールド別グループ分け>, AGG(<フィールド>),<k>)
※k = 0~1の任意の数
QUARTILE (<数値フィールド>,<k>)
QUARTILE (<フィールド別グループ分け>, AGG(<フィールド>),<k>)
※k = 0~4の整数
(PERCENTILE, QUARTILEともにAGGを使ったパターンは紹介できなかったので、
近いうちに紹介させてください・・・!)
正直なところ、PERCENTILEでも四分位数は出せるから、「QUARTILEって必要なのかな...」とか思ってしまう。
まぁでも、きっと何らかの意味があって存在しているんだろうね。QUARTILEは。
...ではまた!