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Smart119社、AIにより川崎市救急隊の現場到着時間の短縮を目指す

執筆者 BI LAB編集室 更新日時 2022年7月6日

Topics: ニュース
Smart119社、AIにより川崎市救急隊の現場到着時間の短縮を目指す

救急需要予測に関する実証実験を実施

Smart119社は13日、川崎市と連携しAIによる救急需要予測に関する実証実験を実施する協定を締結しました。同社は、川崎市における救急隊の救急出動に関する過去のビッグデータを分析し、救急隊の現場到着時間の短縮を目指します。

同社は、千葉大学医学部の現役救急医が設立したスタートアップ企業です。音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」の開発を手がけています。

市民からの119番通報を消防指令センターと救急隊のみならず医療機関にも共有することで、受け入れ可能な医療機関の迅速な特定を可能としています。さらに同システムは、AIを活用し脳卒中や心筋梗塞など緊急性の高い急性疾患を予測し、適切な救急搬送を促しています。

川崎市の救急出動に関するビッグデータを解析

川崎市は政令指定都市に指定されており、人口は150万人を超える大都市のひとつです。統計によると、年間約6万件の救急隊の出動要請があります。都市の過密化等により、119番通報より救急要請をした現場への到着時間が年々延びる傾向がありました。

そこで、川崎市における過去の救急出動に関するビッグデータを解析したAIを開発することで、救急隊の出動要請が集中する地域を予測し、同地域に救急隊を配置することでスムーズに救急出動ができるようにする対策が検討されています。

同様の取り組みは、2022年1月に山梨県で実施しており、また年内にも札幌市で実証実験を実施予定です。Smart119社は、全国の地方自治体と連携し、より多くの地域での導入を目指しています。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社Smart119 プレスリリース(PR Times)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000079.000056624.html

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