こんにちは。utaです。
みなさんは「Notion」というツールをご存知でしょうか
Notionは、タスク管理・メモ・ToDo・ドキュメント・議事録など、これらすべてをこのツールひとつで、個人の利用範囲であれば無料で使えてしまうツールです。
↑現在使用しているタスク+ToDo管理ページ
私も1年ほど前からNotionでタスク管理を始めたのですが、1週間も経たず使わなくなってしまいました。その理由は「タスクを登録するためにNotionへ移動する」という過程が煩わしく、タスク管理データベースが形骸化してしまったからです。
このように、Notionを使ったタスク管理で挫折してしまう最大の要因は「タスク登録するためにNotionに移動しなければならない」という不便さが挙げられます。
この不便を解決する機能が2022年12月に発表されました。その名も「Send to Notion」です。
Slackでのやり取りの中でタスクが発生したとき、従来は一度Notionを開いてタスクとしてページを登録する必要がありました。Send to Notionを使うとこのようにSlackからNotionを開かずに直接ページを作成(タスク登録)することができます。
Send to Notionは、Slackから直接Notionのデータベースにページを作成することができるSlackの追加機能です。使用する際は、まずこちらのリンクからSlackに機能を追加します。
使用手順は以下の3stepです。
1. メッセージに「/notion create」と入力
2. 登録先のデータベース、ページ名、プロパティを設定
3. 保存をクリック
ここで「別の人が自分のNotionにアクセスしてきたらどうしよう」という疑問を持つ方もいるかもしれません。
ですが安心してください。Slackのアカウントに対してNotionアカウントを紐づけるため、第三者が自身のNotionアカウントにアクセスすることは基本的にできません。(あえてアクセスできるようにすることは可能かも?)
Notionでタスク管理をする場合、データベースを作成しそこへタスクを登録し管理します。(データベースもタスクも実体はページです)データベースを作成から始めましょう。
はじめに、Notionでデータベース用のページを作成します。
データソースは「新規データベース」を選択します。
プロパティ(タスクに設定するタグのようなもの)を作成します。
名前 | プロパティタイプ | 方法 |
タスク名 | 名前(デフォルト) | データベースで必ず設定される項 |
優先度 | マルチセレクト | マルチセレクトを選択し、オブションを追加から「高」「中」「低」の3つを追加 |
開始日 | 日付 | 日付を選択 |
完了予定日 | 日付 | 日付を選択 |
データベース名を「無題」から「DATABASE_TASK」に変更して、タスク管理用のデータベース作成は完了です。
次に、Slack上で「/notion create」とメッセージを入力して送信します。
初回実行すると下記のように表示されるので、「Connect Notion」をクリックします。
自身のNotionで使用しているアカウントであることを確認し、「アクセスを許可する」をクリックします。
SlackアカウントとNotionアカウントの連携完了!
再び、Slackから「/notion crate」とメッセージを入力して送信すると下記のような表示に変わります。
名前 | 説明 | 設定内容 |
Database Name | 登録先のデータベース | DATABASE_TASK |
Title | 登録するページ名 | Slackからページ作成! |
登録するページに対してプロパティを設定し、Saveをクリックします。
プロパティ | プロパティタイプ | 設定内容 |
優先度 | マルチセレクト | 高 |
開始日 | 日付 | 2022/1/6 |
完了予定日 | 日付 | 2022/1/7 |
ページ作成が完了すると、Notionアプリから完了通知がきます。(通知は自分以外には見えません)
Notionを確認するとSlackで設定した内容のページがタスクとして追加されています!
連携設定も使い方も簡単なので、Notionでのタスク管理をしている方もそうでない方も一度試してみてはいかがでしょうか。
一部のプロパティ(リレーション)などは、現時点だと設定できなかったりしますが、リリースされたばかりの機能なので今後のアップデートにも期待したいですね。
Notionは多機能がゆえに、何から始めればいいか分からず迷ってしまいますが、試行錯誤を重ねると自ずと運用の仕方が見えてくるのでスモールスタートで初めて行くが吉です!