数値を眺めていただけでは、その数値のよし悪しはわかりません。データを棒グラフなどで並べてみることで、結果が良かったのか悪かったのかが初めて把握できます。
売上年間推移の棒グラフに前年比を折れ線グラフで表すなど、単位の異なる数値を比較します。
棒グラフ、折れ線グラフなどを用いて時系列での傾向を掴みます。売上構成比なども帯グラフで推移を見ることで、変化がわかりやすくなります。
一般に円グラフなどで内訳を把握しますが、メッコチャートなど2軸(クロス集計)での内訳を表現するチャートもあります。
結果を導く要素に因果関係がある場合に複数のチャートを並べて、その因果関係を調べます。例えば、販促費と売上を同時に表示して販促費が売上にどのように寄与しているのかを把握します。
多くの顧客、商品が存在する場合など、売上金額などでランク化して比較することで、傾向が使いやすくなります。
結果に到達するのに複数のプロセスが存在する場合に、プロセスの順番に並べて、どのプロセスが結果に影響を与えているかを表します。
分析対象同士が近いか遠いかを散布図などを用いて表現します。また図式化して表したいような場合にも指標の関係を空間に配置すると因果関係がわかりやすくなります。
リストをソートしたり、順位をつけて表示します。前年、前週の順位なども合わせて表示すると、位置づけや変化もわかりやすくなります。
ピボットテーブルのようなクロス集計表に数値の大小を応じて背景色をつけたり(ヒートマップ)、メッコチャート(マリメッコチャート)やツリーマップなどを用いて面積で表すと効果的です。
分析をする時に利用するチャートは、基本的にはこの10パターンに集約することができ、どんなに深い分析をする時にも、裏側では、これら、もしくは組み合わせることによって分析をしています。基本10パターンを参照頂いたところで、次は、実際にこのグラフをどのように使っていくのか以下のページでご説明したいと思います。