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Qlik Senseのデータ整形テクニック【ピボットテーブルの取り込み】

作成者: Deck|2017年6月30日

Qlik Senseにピボット(回転)テーブルを読み込む方法

こんにちは。Deckです。

現実世界のデータには、そのままでは集計に活用しにくい形式のものが多くあります。

今回のデータのように本来「月」という名前で格納されているべきデータがラベルとなっているのもその1つの例です。


この状態のデータを合計することを考えてみてください。

「Sum(3月+4月+5月+6月+7月+8月+9月+10月+11月+12月+1月+2月+3月)」となってスマートではありません。

それだけならばいいのですが、月を絞り込むこともできなくなり、Qlik Senseを集計に用いる強みがなくなってしまいます。

Qlik Senseでは、この状態のデータをクロスタブまたはピボット(回転)と呼びます。
このデータを集計しやすいように変形して取り込みを行いましょう。

Qlik Senseでピボット解除

新規アプリを作成し、ドラッグ&ドロップでデータを取り込みします。


 

エクセルファイルのプレビューが表示されますが、平均列は不要のためチェックを外します。


 

ピボット解除」をクリックし、ピボット解除する列(4月~12月)を選択します。


 

ピボット解除後のプレビューが表示されます。項目名「月」「成績」を入力しましょう。


項目名を設定したら「データのロード」をクリックします。


取り込み後のデータです。

この状態であれば、例えばAvg(成績)で成績の平均をとるなどの集計が行いやすくなります。


 

この記事は、以上です。