Qlik Senseにピボット(回転)テーブルを読み込む方法
こんにちは。Deckです。
現実世界のデータには、そのままでは集計に活用しにくい形式のものが多くあります。
今回のデータのように本来「月」という名前で格納されているべきデータがラベルとなっているのもその1つの例です。
この状態のデータを合計することを考えてみてください。
「Sum(3月+4月+5月+6月+7月+8月+9月+10月+11月+12月+1月+2月+3月)」となってスマートではありません。
それだけならばいいのですが、月を絞り込むこともできなくなり、Qlik Senseを集計に用いる強みがなくなってしまいます。
Qlik Senseでは、この状態のデータをクロスタブまたはピボット(回転)と呼びます。
このデータを集計しやすいように変形して取り込みを行いましょう。
Qlik Senseでピボット解除
新規アプリを作成し、ドラッグ&ドロップでデータを取り込みします。
エクセルファイルのプレビューが表示されますが、平均列は不要のためチェックを外します。
「ピボット解除」をクリックし、ピボット解除する列(4月~12月)を選択します。
ピボット解除後のプレビューが表示されます。項目名「月」「成績」を入力しましょう。
項目名を設定したら「データのロード」をクリックします。
取り込み後のデータです。
この状態であれば、例えばAvg(成績)で成績の平均をとるなどの集計が行いやすくなります。
この記事は、以上です。