QlikView(クリックビュー)では変数を使用することでシートやオブジェクトなどの表示・非表示を設定できます。
ここでは変数でチャートの表示・非表示設定の方法を説明します。
1.ツールバーの【設定】をクリックします。
2.【変数一覧】をクリックします。
1.【追加ボタン】を押します。
1.【変数名】に『test1』と入力します。
2.【OKボタン】を押します。
1.【変数】から『test1』を選択します。
2.【定義】に『1』と入力します。
3.【OKボタン】を押します。
これで変数の宣言は完了です。
続いて棒グラフを1つ作成します。
1.チャートの追加ウィンドウを開きます。
1.【ウィンドウタイトル】に『test1』と入力してください。
2.【チャートの種類】から【棒グラフ】を選択します。
3.【次へボタン】を押します。
1.【項目/グループ】より『年月』を選択し、【追加ボタン】を押します。
2.【軸項目】に『年月』が追加されたことを確認して【次へボタン】を押します。
1.入力欄に『sum(売上金額)』と入力します。
2.【OKボタン】を押します。
1.【ラベル】に『売上金額』と入力します。
2.【完了ボタン】を押します。
棒グラフのチャートが追加されたことが確認できます。
ここからチャートを編集してチャートの表示・非表示設定を行っていきます。
1.チャートのプロパティを開きます。
1.【表示】で【条件付き表示】を選択し、入力欄に『test=1』と入力します。
※これは『test1=1』という条件の場合のみ、このオブジェクトを表示するということです。
2.【OKボタン】を押します。
これでチャートの設定は完了しました。
それでは続いて『表示ボタン』を作成します。
1.ボタンの追加ウィンドウを開きます。
1.【テキスト】に『表示』と入力します。
1.【追加ボタン】を押します。
1.【アクションの種類】から【その他】を選択します。
2.【アクション】から【変数の設定】を選択します。
3.【OKボタン】を押します。
1.【変数】に『test1』と入力します。
2.【値】に『1』を入力します。
3.【OKボタン】を押します。
シートに『表示』ボタンが追加されたことが確認できます。
続いて『非表示ボタン』を作成します。
1.ボタンの追加ウィンドウを開きます。
1.【テキスト】に『非表示』と入力します。
1.【追加ボタン】を押します。
1.【アクションの種類】から【その他】を選択します。
2.【アクション】から【変数の設定】を選択します。
3.【OKボタン】を押します。
1.【変数】に『test1』と入力します。
2.【値】に『0』と入力します。
3.【OKボタン】を押します。
シートに『非表示ボタン』が追加されたことが確認できます。
この状態だとチャートが表示されていることが確認できます。
1.『非表示ボタン』を押します。
2.チャートが非表示になることが確認できます。
3.『表示ボタン』を押します。
4.チャートが表示されることが確認できます。
今回はチャートやボタンを使用しましたが、QlikViewでは最初にも述べたように
チャートではなく他シートオブジェクトやシート自体の表示・非表示設定を行うことができます。
また、ボタンではなくテキストオブジェクトやトリガーでも変数の指定を行うことができます。
ぜひ試してみてください。