QlikView(クリックビュー)では、様々な方法でタブを表示させたり非表示にさせたりすることができます。
まずタブとは、シート上部にあるもので、そこを押すことで任意のシートへ移動することができます。
下図の赤で囲ってある部分がタブです。
今回は、マクロを利用して表示、非表示にする方法を説明します。
●マクロの設定
1.モジュールの編集ウィンドウを開きます。
■モジュールの編集
1.何か入力してある場合は一番下に、何も入力していない場合はそのまま以下の文を入力してください。
Sub HideTabRow
Set DocProp = ActiveDocument.GetProperties
DocProp.ShowTabRow = false
ActiveDocument.SetProperties DocProp
End Sub
Sub ShowTabRow
Set DocProp = ActiveDocument.GetProperties
DocProp.ShowTabRow = True
ActiveDocument.SetProperties DocProp
End Sub
2.左上の【構文チェックボタン】を押します。
3.【構文チェックボタン】の下に【HideTabRow】【ShowTabRow】の項目が表示されます。
※HideTabRowがタブを非表示、ShowTabRowがタブを表示するマクロです。
4.『HideTabRow』を選択し【テストボタン】を押します。
5.タブが非表示になる事が確認できます。
6.上記と同様にShowTabRowでもテストします。
7.タブが表示される事が確認できます。
これで、タブの表示、非表示のマクロの設定は終了です。
このままだと使い難いので、ボタンやテキストオブジェクトを使用します。
ボタンやテキストオブジェクトのアクション設定では、マクロの実行も行うことができます。
それでは説明していきます。
●オブジェクトのアクション設定
■ボタンの作成
■基本設定
1.テキストに『タブの表示』と入力します。
2.任意で色を設定してください。
■アクションタブ
1.【アクションタブ】をクリックし、アクション設定画面に移動します。
2.【アクション】の【追加ボタン】を押し、アクションの追加画面を開きます。
3.アクションの追加画面にて、アクションの種類から『その他』、アクションから『マクロの実行』を選択し、【OKボタン】を押します。
4.マクロ名に『ShowTabRow』と入力します。
5.同様の手順でタブの非表示ボタンを作成します。
以上で完成です。
先ほどはモジュールの編集画面を開き、選択し、テストをすることでマクロを実行していましたが、
タブの表示/非表示ボタンをクリックするだけでマクロを実行できるようになった事が確認できます。