今回は、QlikView(クリックビュー)のスクリプト上で変数を使う方法を紹介したいと思います。
簡単に説明すると、スクリプト変数とは、テキストまたは数値を代入するための箱のようなものです。
このため、箱の中身を変えて繰り返し計算させる時に使います。
QlikView(クリックビュー)ではモジュールで使用したり、ロードスクリプトで変数を使用できます。
同じ文字列がスクリプト内に何度も出てくる場合に便利です。
何回も同じ計算を繰り返すよりは変数の「箱」を用意して箱の中身を変えた方が
何回も計算式を書かなくて済みます。
1. 「set」ステートメントについて
変数の中でも使用頻度が高いものが「set」です。
setステートメントは、文字列、パス、ドライバなどを置き換えるために幅広く使えます。
簡単に説明すると
set 変数 = 変数に代入するもの
というように組みます。
使用例:
Set FileToUse=Data1.csv;
Set Constant="My string";
Set BudgetYear=1997;
といった形で使用します。
2. 「let」ステートメントについて
「let」ステートメントでは、変数に代入される前に右側の数式が認識されます。
単語 let は省略できます。
例:
Set x=3+4;
Let y=3+4;
z=$(y)+1;
$(x) は '3+4' として認識されます。
$(y) は '7' として認識されます。
$(z) は '8' として認識されます。
例:
Let T=now( );
$(T) には現在の時刻の値が渡されます。
基本はsetの方が使用頻度が高いと思いますが、letも同時に覚えてしまって良いかと思います。