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『Tableau Reader』で出来ることをまとめてみた

作成者: BI LAB編集室|2017年12月25日

『Tableau Reader』とは?

Tableauの数ある製品群の中で、
Tableau Readerの立ち位置は、無料の共有用製品

『Tableau Reader』は、
Tableau製品の中では分析結果の共有用の製品に分類されます。

そして、誰でも無料で期限なく使用することができます。

共有用の製品ですので、『Tableau Desktop』の様に、
データを取り込んで分析用のビューを作成することはもちろんできません。

実際の画面は以下のようになっています。

『Tableau Desktop』では画面左側に配置されている「データペイン」や「マークカード」等が表示されておらず、ビューに変更を加えることができなくなっています。

その分、ビューは大きく表示されていて、分析結果は見やすくなっています。また、カードとして表示されているフィルターや、データのドリルダウンは可能です。

共有用の製品には他にも『Tableau Server』や『Tableau Online』がありますが、これらはサブスクリプションで年間使用料が掛かってしまいます。

それでは、『Tableau Reader』と『Tableau Server』や『Tableau Online』との違いは何なのでしょうか。

『Tableau Server』、『Tableau Online』との違い

『Tableau Server』、『Tableau Online』と『Tableau Reader』との違いは、
共有方法の違いです。それぞれの共有方法を以下に示します。

『Tableau Server』、『Tableau Online』での共有方法

どちらもサーバー上での共有になります。
『Tableau Server』はオンプレミスサーバーでの共有、『Tableau Online』はTableau社が用意したクラウドサーバーでの共有です。

『Tableau Reader』での共有方法

ファイルでの共有になります。
データやビューの全ての情報を含んだ「パッケージドワークブック」という形式のTableauファイルを共有することで、分析結果の共有をすることができます。

この共有方法の違いは、セキュリティ面に影響を与えます。

『Tableau Server』、『Tableau Online』はサーバー上での共有のため、利用者に対して個別で権限設定をすることができます。

権限設定の項目は多岐に渡りますが、その中で今回注目するのは、データへのアクセス権限です。データへのアクセスを許可しない限り、分析対象のデータ(基幹データ等)を抜き取られることはありません。

つまり、データの漏洩リスクを最小限に抑えることができるのです。

一方、『Tableau Reader』は、データを含んでいる「パッケージドワークブック」をメール等の手段でメンバーに送り、分析結果を共有するため、万が一ですが、共有メンバーを誤って指定してしまった時などに、第三者へデータが漏洩してしまうリスクがあります。(「パッケージドワークブック」からデータを取り出すことは可能です)

『Tableau Reader』で出来ることのまとめ

本記事では、「Tableau Reader」について解説しました。

  • 『Tableau Desktop』で作成した「パッケージドワークブック」を読み取ることができる。
  • しかし、「パッケージドワークブック」には分析対象のデータが含まれているので、共有する際には十分に注意する必要がある。

以上、Tableau導入の参考になりましたら幸いです^^

『Tableau Reader』のダウンロードはこちら。