今回は、Vizlib Serverのアップデート手順をご紹介します。
「アップデート」ですので、既に環境にVizlib Serverがインストールされていることを前提としています。
VMC(Vizlib Management Console)にログインし、Vizlib Serverの現在のバージョンを確認します。ログイン完了後のホーム画面左下に記載されています。
合わせて、今回のインストール対象となるバージョンを確認します。
Changelogで、現在のバージョンから今回のインストール対象のバージョンまでの変更履歴を必ず確認しましょう。クリティカルなアップデートがあり、バージョンアップに失敗するリスクを事前に把握しておくためです。(筆者は上記の作業を怠り、謎のエラーの原因特定に多大な時間を要した苦い記憶があります)
Vizlib Portal にログイン後、Products > Vizlib Server > Qlik Enterprise Versions
から対象のバージョンのダウンロードを行います。
2-2でダウンロードしたインストールファイル(.exe)を展開します。以下の手順に従ってインストールを進めてください。
A. 推奨リソースを確認し、「Next」を選択します。
B. 「I accept the agreement」を選択し「Next」を選択します。
C. 「Next」を選択します。
D. 「Install」を選択します。
E. インストールが完了するまで待機します。
F. 「Finish」を選択しインストールを終了します。
アップデートが完了したのち、Qlik SenseやConfig DBとなるPostgreとの接続が正常に行われているかを確認します。
VMCにログインし、キャプチャのように Dashboard の各種接続先に対して緑色のチェックマークが表示されていれば正常に動作しています。合わせて、画面左下のバージョンが予定していたバージョンとなっているか念のため確認しておきましょう。
以上がVizlib Serverのバージョンアップデート手順となります。
環境構築と比べて、かなり楽に実施できるので、一度環境を構築してしまえば運用はそれほど面倒ではありません。
しかし、Vizlib Serverはアップデート頻度が高く、時に大きな仕様変更をサラッと行ってくる曲者です。Changelogをしっかり確認し、なるべくスムーズにアップデートできるように備えましょう。