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【Vizlib Server】Vizlib Writeback TableをSnowflakeに接続する

作成者: Deck|2025年2月

はじめに

こんにちは。Deckです。

この記事ではVizlib Writeback TableをSnowflakeに接続し、Snowflakeのデータベースを保存先に設定する方法を解説します。

前提として、環境はQlik Cloud+Vizlib Server for Qlik Cloudを利用しています。

手順1. Snowflake データベースとスキーマを作成

Snowflakeの管理コンソールにログインします。

Databaseページに移動し、「+Database」をクリックします。

データベース名を入力し、「Create」をクリックします。

「+Schema」をクリックします。

スキーマ名を入力し、「Create」をクリックします。

Snowflake側ではテーブルは作成しません。

理由としてはVizlib Writeback Tableでは名称がランダム生成のカラムがあり、この段階ではテーブルのカラム名を事前準備しておくことが困難であるためです。

あらかじめ用意したデータをWriteback Tableにインポートしたい場合、一通りの設定が終わった後にSnowflakeコンソールからデータをテーブルにインサートする必要があります。その手順については後ほど解説します。

手順2. Vizlib Server Integration設定

VMCにアクセスします。

SYSTEM SETTINGS>INTEGRATIONSに移動します。

「Add Integration」をクリックします。

Integrationの設定項目を入力します。

  • Type: snowflake
  • Id: 任意の文字列
  • Database: Snowflake側で作成したデータベース名
  • Username: Snowflakeのユーザー名
  • Authennicator: 認証方法 例では「Password」を選択
  • Password: Snowflakeのユーザーのパスワード
  • Account: Snowflakeのアカウント名
  • Warehouse: 利用するウェアハウス名
  • Role: 利用するロール名

正しく設定が行われると、ダッシュボードに緑色で「Snowflake」のアイコンが追加されます。

手順3. Vizlib Server Destination設定

WRITEBACK SETTINGS>DESTINATIONSに移動し、「Add Destination」をクリックします。

Destinationの設定項目を入力します。

  • Id: 任意の文字列
  • Destination Type: Snowflake
  • Operation: Update
  • Reload Options: Reload App
  • App: {{APPID}}
    • HubSpotの記事レンダリングの都合上全角にしていますが、実際は半角で入力します

  • DB Integration: プルダウンから選択
  • Schema: 先ほど作成したスキーマを選択
  • Table Name: 先ほど作成したテーブルを選択
  • Allow columns creationをオン

その他の設定項目はデフォルトとします。

宛先が追加されました。

手順4. 検証用アプリ作成

Qlik Cloudに移動し、新規アプリを作成します。

シートの編集に移動し、Vizlib Writeback Tableを追加します。

「Set up」をクリックします。

宛先を選択します。

ここで認証ウインドウが表示される場合があります。

  • Type: Server
  • Writeback Destination: 先ほど作成した宛先

「Continue」をクリックします。

「Create column」をクリックして、いくつか項目を追加します。

「Continue」をクリックします。

「Open editor to adjust」をクリックします。

Writeback Tableで使用する項目に合わせたテストスクリプトを作成します。

このスクリプトはあとで削除します。

一旦リロードを行います。

手順5. テストデータ追加とテーブル生成

シート画面に移動します。

テストデータを追加し、「Writeback data」をクリックします。

テーブルを生成するか確認するウインドウが開きます。

「Ok」をクリックします。

データの書き込みが行われますが、まだ読み込みをする設定をしていないので空のテーブルが表示されます。

手順6. Snowflake接続スクリプト作成

スクリプト編集画面に移動します。

先ほど追加した仮のスクリプトを削除します。

「接続の新規作成」をクリックします。

コネクタはSnowflakeを選択します。

接続情報を入力します。

  • Server: サーバーURL
  • Database: データベース名
  • Schema: スキーマ名
  • Role: ロール名
  • Authenication Mechanism: ユーザー名&パスワード

作成したデータ接続から「データを選択」をクリックします。

必要なテーブルと項目にチェックをつけ、「スクリプトを挿入」をクリックします。

スクリプトが自動生成されました。

データのリロードを行います。

再度テストデータを入力します。「Writeback data」をクリックします。

書き込んだデータが反映されました!

Snowflake側にも書き込んだデータが反映されています。

手順7(オプション). CSVからSnowflakeにデータを追加

さらに、このテーブルにCSVで用意したレコードを追加してみましょう。

取り込み対象となるCSVファイルを用意します。

Snowflakeのテーブル画面から「Load Data」をクリックします。

ロードするCSVを選択します。

File formatは「Delimitered Files(CSV or TSV)」を選択します。

CSVデータの取り込みが行われました。「Done」をクリックします。

Data Preview画面でCSV由来のレコードが正しく追加されていることを確認します。

Qlik Senseに更新を反映させるために、データのリロードを行います。

CSV由来のレコードが無事に反映されました!

 

以上でVizlib Writeback Tableの保存先をSnowflakeに設定する方法の解説を終わります。