こんにちは。Deckです。
この記事ではVizlib Writeback TableをSnowflakeに接続し、Snowflakeのデータベースを保存先に設定する方法を解説します。
前提として、環境はQlik Cloud+Vizlib Server for Qlik Cloudを利用しています。
Snowflakeの管理コンソールにログインします。
Databaseページに移動し、「+Database」をクリックします。
データベース名を入力し、「Create」をクリックします。
「+Schema」をクリックします。
スキーマ名を入力し、「Create」をクリックします。
Snowflake側ではテーブルは作成しません。
理由としてはVizlib Writeback Tableでは名称がランダム生成のカラムがあり、この段階ではテーブルのカラム名を事前準備しておくことが困難であるためです。
あらかじめ用意したデータをWriteback Tableにインポートしたい場合、一通りの設定が終わった後にSnowflakeコンソールからデータをテーブルにインサートする必要があります。その手順については後ほど解説します。
VMCにアクセスします。
SYSTEM SETTINGS>INTEGRATIONSに移動します。
「Add Integration」をクリックします。
Integrationの設定項目を入力します。
正しく設定が行われると、ダッシュボードに緑色で「Snowflake」のアイコンが追加されます。
WRITEBACK SETTINGS>DESTINATIONSに移動し、「Add Destination」をクリックします。
Destinationの設定項目を入力します。
その他の設定項目はデフォルトとします。
宛先が追加されました。
Qlik Cloudに移動し、新規アプリを作成します。
シートの編集に移動し、Vizlib Writeback Tableを追加します。
「Set up」をクリックします。
宛先を選択します。
ここで認証ウインドウが表示される場合があります。
「Continue」をクリックします。
「Create column」をクリックして、いくつか項目を追加します。
「Continue」をクリックします。
「Open editor to adjust」をクリックします。
Writeback Tableで使用する項目に合わせたテストスクリプトを作成します。
このスクリプトはあとで削除します。
一旦リロードを行います。
シート画面に移動します。
テストデータを追加し、「Writeback data」をクリックします。
テーブルを生成するか確認するウインドウが開きます。
「Ok」をクリックします。
データの書き込みが行われますが、まだ読み込みをする設定をしていないので空のテーブルが表示されます。
スクリプト編集画面に移動します。
先ほど追加した仮のスクリプトを削除します。
「接続の新規作成」をクリックします。
コネクタはSnowflakeを選択します。
接続情報を入力します。
作成したデータ接続から「データを選択」をクリックします。
必要なテーブルと項目にチェックをつけ、「スクリプトを挿入」をクリックします。
スクリプトが自動生成されました。
データのリロードを行います。
再度テストデータを入力します。「Writeback data」をクリックします。
書き込んだデータが反映されました!
Snowflake側にも書き込んだデータが反映されています。
さらに、このテーブルにCSVで用意したレコードを追加してみましょう。
取り込み対象となるCSVファイルを用意します。
Snowflakeのテーブル画面から「Load Data」をクリックします。
ロードするCSVを選択します。
File formatは「Delimitered Files(CSV or TSV)」を選択します。
CSVデータの取り込みが行われました。「Done」をクリックします。
Data Preview画面でCSV由来のレコードが正しく追加されていることを確認します。
Qlik Senseに更新を反映させるために、データのリロードを行います。
CSV由来のレコードが無事に反映されました!
以上でVizlib Writeback Tableの保存先をSnowflakeに設定する方法の解説を終わります。