お問い合わせ
4 分で読むことができます。

【Vizlib Server】Vizlib Writeback TableをSnowflakeに接続する

執筆者 Deck 更新日時 2025年2月

目次

はじめに


こんにちは。Deckです。

この記事ではVizlib Writeback TableをSnowflakeに接続し、Snowflakeのデータベースを保存先に設定する方法を解説します。

前提として、環境はQlik Cloud+Vizlib Server for Qlik Cloudを利用しています。

手順1. Snowflake データベースとスキーマを作成


Snowflakeの管理コンソールにログインします。

Databaseページに移動し、「+Database」をクリックします。

データベース名を入力し、「Create」をクリックします。

「+Schema」をクリックします。

スキーマ名を入力し、「Create」をクリックします。

Snowflake側ではテーブルは作成しません。

理由としてはVizlib Writeback Tableでは名称がランダム生成のカラムがあり、この段階ではテーブルのカラム名を事前準備しておくことが困難であるためです。

あらかじめ用意したデータをWriteback Tableにインポートしたい場合、一通りの設定が終わった後にSnowflakeコンソールからデータをテーブルにインサートする必要があります。その手順については後ほど解説します。

手順2. Vizlib Server Integration設定

VMCにアクセスします。

SYSTEM SETTINGS>INTEGRATIONSに移動します。

「Add Integration」をクリックします。

Integrationの設定項目を入力します。

  • Type: snowflake
  • Id: 任意の文字列
  • Database: Snowflake側で作成したデータベース名
  • Username: Snowflakeのユーザー名
  • Authennicator: 認証方法 例では「Password」を選択
  • Password: Snowflakeのユーザーのパスワード
  • Account: Snowflakeのアカウント名
  • Warehouse: 利用するウェアハウス名
  • Role: 利用するロール名

正しく設定が行われると、ダッシュボードに緑色で「Snowflake」のアイコンが追加されます。

手順3. Vizlib Server Destination設定

WRITEBACK SETTINGS>DESTINATIONSに移動し、「Add Destination」をクリックします。

Destinationの設定項目を入力します。

  • Id: 任意の文字列
  • Destination Type: Snowflake
  • Operation: Update
  • Reload Options: Reload App
  • App: {{APPID}}
    • HubSpotの記事レンダリングの都合上全角にしていますが、実際は半角で入力します

  • DB Integration: プルダウンから選択
  • Schema: 先ほど作成したスキーマを選択
  • Table Name: 先ほど作成したテーブルを選択
  • Allow columns creationをオン

その他の設定項目はデフォルトとします。

宛先が追加されました。

手順4. 検証用アプリ作成

Qlik Cloudに移動し、新規アプリを作成します。

シートの編集に移動し、Vizlib Writeback Tableを追加します。

「Set up」をクリックします。

宛先を選択します。

ここで認証ウインドウが表示される場合があります。

  • Type: Server
  • Writeback Destination: 先ほど作成した宛先

「Continue」をクリックします。

「Create column」をクリックして、いくつか項目を追加します。

「Continue」をクリックします。

「Open editor to adjust」をクリックします。

Writeback Tableで使用する項目に合わせたテストスクリプトを作成します。

このスクリプトはあとで削除します。

一旦リロードを行います。

手順5. テストデータ追加とテーブル生成

シート画面に移動します。

テストデータを追加し、「Writeback data」をクリックします。

テーブルを生成するか確認するウインドウが開きます。

「Ok」をクリックします。

データの書き込みが行われますが、まだ読み込みをする設定をしていないので空のテーブルが表示されます。

手順6. Snowflake接続スクリプト作成

スクリプト編集画面に移動します。

先ほど追加した仮のスクリプトを削除します。

「接続の新規作成」をクリックします。

コネクタはSnowflakeを選択します。

接続情報を入力します。

  • Server: サーバーURL
  • Database: データベース名
  • Schema: スキーマ名
  • Role: ロール名
  • Authenication Mechanism: ユーザー名&パスワード

作成したデータ接続から「データを選択」をクリックします。

必要なテーブルと項目にチェックをつけ、「スクリプトを挿入」をクリックします。

スクリプトが自動生成されました。

データのリロードを行います。

再度テストデータを入力します。「Writeback data」をクリックします。

書き込んだデータが反映されました!

Snowflake側にも書き込んだデータが反映されています。

手順7(オプション). CSVからSnowflakeにデータを追加

さらに、このテーブルにCSVで用意したレコードを追加してみましょう。

取り込み対象となるCSVファイルを用意します。

Snowflakeのテーブル画面から「Load Data」をクリックします。

ロードするCSVを選択します。

File formatは「Delimitered Files(CSV or TSV)」を選択します。

CSVデータの取り込みが行われました。「Done」をクリックします。

Data Preview画面でCSV由来のレコードが正しく追加されていることを確認します。

Qlik Senseに更新を反映させるために、データのリロードを行います。

CSV由来のレコードが無事に反映されました!

 

以上でVizlib Writeback Tableの保存先をSnowflakeに設定する方法の解説を終わります。

Vizlibを体験してみませんか?

INSIGHT LABではVizlib紹介セミナーをオンデマンド配信しています。Vizlibの製品概要から、導入方法、美しいインターフェースをご紹介します。Qlik Senseユーザーの皆様、Qlik Senseの導入をご検討いただいている方も最先端の「データビジュアライゼーション」を是非ご体験ください。

詳細はこちら

Deck

執筆者 Deck

3 分で読むことができます。

【Vizlib Server】OpenSSLでSSL証明書をアップデート

1 分で読むことができます。

Vizlib Library for Qlik Sense ダウンロード&インストール手順解説