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ERPツール5選!選び方のコツと注意点を紹介

2021年12月20日

ERPとは

ERPとは「Enterprise Resource Planning」の頭文字をとった略語です。

具体的に説明すると、企業(Enterprise)経営の基盤である資源(Resources)、いわゆる「ヒト・モノ・カネ」を、適切に活用する計画(Planning)のことを指します。

ERPの目的は、企業の資源を一括管理することで、より効率的な企業運営を実現することになります。

例えば、「ヒト」を管理する人事管理、「モノ」を管理する在庫管理・生産管理、「カネ」を管理する販売管理・財務会計、「情報」を管理する顧客管理・注文管理などの各種管理システムを、1つのシステムでまとめて管理することで、各業務ごとにバラバラのシステムを使うよりも効率化することができ、企業全体の生産性を向上させることを目指します。

 

ERPの形態

ERPには、大きく分けて「クラウド型」と「オンプレミス型」の2つの形態があります。

 

クラウド型のERP

クラウド型のERPは、クラウド上にERPシステムを構築します。自社でサーバーを用意する必要がないため、初期費用とランニングコストを抑えることができます。

一方、自社データをクラウド上に保管するため、セキュリティ対策は入念に行う必要があります。

オンプレミス型のERP

オンプレミス型のERPは、自社のサーバー上にERPを構築します。自由度が高く、既存システムとの連携もしやすいことが特徴です。

一方、初期費用とランニングコストが比較的多くかかることは留意しなければなりません。

 

ERPを導入する時に意識するべきこと

ERPを導入する際は、各企業の実態や目的に合わせて、クラウド型とオンプレミス型のどちらを導入するべきかを検討する必要があります。

自社内で既存システムがあまり動いておらず、コストを抑えつつスピード感を持ってERPシステムを導入したい時は、クラウド型のERPがオススメです。

反対に、自社内で稼働している既存システムと連携させつつ、多少コストがかかっても自社に合ったERPを導入したい場合は、オンプレミス型のERPを導入する必要があります。

 

おすすめERPツール5選!

ここからは、おすすめのERPツールを5つ紹介します。

SAP ERP

「SAP ERP」は、ドイツに本拠を置く世界的なソフトウェア企業SAP SEが提供するERPシステムです。

「SAP ERP」を導入することで、財務経理、製造、人事、サプライチェーン、サービス、調達・購買などの各部門のコアプロセスを、単一システムで実行できるようになります。

「SAP ERP」は様々な規模の企業に対応しているため、大企業のみならず中堅企業や中小企業がERPシステムを導入する際にもオススメです。中小企業向けには「SAP Business One」、中堅企業向けには「SAP Business ByDesign」が提供されており、他にも従業員数が2人の会社のニーズにも答えてくれます。

ERPの導入を検討する際は、まずは「SAP ERP」のプランを確認することがオススメです。

SAP ERP

 

ZAC

「ZAC」は、株式会社オロが提供するクラウド型のERPシステムです。

導入企業はベンチャー企業から上場企業・大手企業まで800社を超えており、システムIT企業やクリエイティブ、コンサルティング企業などにオススメのERPシステムです。

Excelでの管理などでは見えづらい、案件ごと・プロジェクトごとの正確な予実管理を行うことができるため、タイムリーな損益管理が可能となり、赤字案件を削減することに繋がります。

また、株式会社オロは「ZAC」より手軽に導入できるERPシステムとして「Reforma PSA」も提供しています。「Reforma PSA」はクリエイティブ業に特化した案件管理システムです。

案件ごと、プロジェクトごとの管理をしたい企業は「ZAC」と「Reforma PSA」を検討してみると良いでしょう。

ZAC

 

Microsoft Dynamics 365

「Microsoft Dynamics 365」は、その名の通りマイクロソフト社が提供するERPシステムです。「Microsoft Dynamics 365」はCRM、SFA、ERP、マーケティング、顧客サービスなどの幅広い範囲の企業活動をカバーしています。

「Microsoft Dynamics 365」はマイクロソフト提供なので、Office製品との連携が容易なことが特徴です。Outlookとの同期や、Excel・Word・PowerPointの一元管理なども可能なので、Officeユーザーにとっては最も馴染みやすいERPシステムと言えます。

「Microsoft Dynamics 365」はクラウド上で管理されますが、カスタマイズの自由度が高いことも特徴です。提供ベンダーが自社業務用にカスタマイズすることもできますし、「Microsoft Power Apps」を使えばノンコーディングでカスタマイズすることも可能です。

自由度が高いクラウド型ERPを探している場合は、「Microsoft Dynamics 365」がオススメです。

Microsoft Dynamics 365

 

OBIC7

「OBIC7」は、株式会社オービックが提供する統合業務ソフトウェアです。

2002年~2020年のERP主要ベンダー(ライセンス売上高シェアトップ10)における累計導入社数は№1で、豊富な導入実績があります。

「OBIC7」は豊富な製品ラインナップを揃えており、会計情報を一元管理する『会計情報システム』、大手企業やグループ企業などに便利な『財務部門向けソリューション』、人事業務をフルカバーしてくれる『人事情報システム』、コンプライアンスや内部統制にも対応できる『就業情報システム』、現場の効率化から経営管理までをトータル管理できる『販売情報システム』など、企業の様々な課題を解決するサービスが提供されています。

自社の課題を解決するためにどのようなERPが必要か分からないという場合は、一度「OBIC7」を検討してみてください。

 

OBIC7

 

NetSuite

「NetSuite」は、日本オラクル株式会社が提供するクラウド型のERPシステムです。世界中の27,000社を超える企業が「NetSuite」を導入しています。

「NetSuite」は柔軟なシステム設計なので、事業拡大、分社化、ビジネスモデルの変更などが生じた際、柔軟に素早く対応することができます。

また、「NetSuite」にはビジネスインテリジェンスも組み込まれているため、行動に繋がるインサイトも提供してもらえます。

事業拡大のスピード感が早い企業は、「NetSuite」の導入がオススメです。

NetSuite

 

 

まとめ

効率的なビジネスが求められている現代社会において、ERPシステムを導入することも一般的になってきました。

それぞれの企業が課題を認識して、より効率的な企業運営が可能となるERPを導入することで、さらなる企業成長に繋がることでしょう。

Topics: コラム ERP
BI LAB編集室

Written by BI LAB編集室

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