28日、FRONTEOは、自社開発AIエンジン「KIBIT」を用いたテキスト監査システム「Communication Meter」が、日本の大手製造業会社のメール監査システムとして採用され、効率的で効果的な早期の不正発見体制の構築に貢献したことを発表しました。
企業が抱えるデータは、重要な資産です。企業内におけるコミュニケーションツールの多様化やリモートワークの拡大に伴い、膨大なテキストデータの正確かつ効率的に監査し、内部不正行為や機密漏洩を予防する重要度は増しています。そのため、企業において、不正行為の兆候をいち早く察知し、想定外のコスト損失や訴訟問題を防止することが課題となっています。
今回メール監査システムを採用した企業では、毎月6万件ほどのメールのやり取りが行われています。膨大なデータの中から、Communication Meterが確認すべき優先度の高い上位400通のメールを選び出します。
そして、監査担当の弁護士によりメールが不正行為に関与しているかを最終確認する流れで監査が行われてました。その結果、優先度が示されるため、監査にかかる工数の削減に効果を発揮しました。
また、Communication Meterは、キーワード検索ではできない曖昧な文脈を読解するため、不正や異常行為を迅速に正確に抽出可能です。同時に、テキストデータ内に不正行為が疑われる内容が含まれていた場合、即時に担当者に通知される仕組みとなっています。事前に不正を察知し予防が可能な体制が構築されました。
メール監査の実施は社内にて事前に周知されていました。事前周知は社員間のコンプライアンス順守の意識が向上する結果となり、抑止力としても効果も発揮しました。FRONTEOは、企業の重要なデータ資産保護と正確かつ効率的なテキストデータ監査のに寄与すべく、より良いサービス提供に努めています。
(画像はプレスリリースより)
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株式会社FRONTEO プレスリリース
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