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QlikView(クリックビュー)ではチャートの自動最小化切替ができます。
自動最小化切替では同じ要素ではない複数のチャートを最小化を用いて自動での切替が可能です。
つまり、複数の要素の全く違ったチャート同士を省スペースで切替えられるということです。
それでは、実際に自動最小化切替の設定方法を説明します。
チャートの準備
1.チャートの種類、要素は問わないのでいくつかのチャートを用意します。
※以前の記事で作成したものでも構いません。
チャートの編集(全チャート共通)
1.チャートのプロパティを開きます。
キャプション
1.【キャプションの表示】のチェックボックスをオンにします。
2.【幅】を『450』にします。
3.【高さ】を『330』にします。
※ここでは例としてこの値を使用していますが、数値は自分の好きなように設定してください。
4.【最小化を許可する】のチェックボックスをオンにします。
5.【OKボタン】を押します。
各チャートのタイトル部分をダブルクリック、もしくはタイトル右にある【最小化】アイコンを押してチャートを最小化します。
見やすいように最小化された物を並べます。
※最小化されたときにチャートタイトルが見えなくなってしまうことがありますが、これは最小化されたアイコンを引き延ばすことで対応できます。
テキストオブジェクトの追加
1.テキストオブジェクトの追加ウィンドウを開きます。
基本設定
1.【テキスト】に『ここにチャートが表示されます』と入力します。
2.【背景】にて【色】を選択し、任意の色を設定します。
キャプション
1.【X-位置】を『230』にします。
2.【Y-位置】を『160』にします。
3.【幅】を『490』にします。
4.【高さ】を『370』にします。
5.【OKボタン】を押します。
各チャートの位置の統一
1.最小化した各チャートのプロパティを開きます。
キャプション
1.【X-位置】を『250』にします。
2.【Y-位置】を『180』にします。
3.【自動最小化】のチェックボックスをオンにします。
4.【OKボタン】を押します。
これで自動最小化切り替えの設定は完了です。
動作確認
1.『分類別売上比』をダブルクリックします。
2.テキストオブジェクト上に『分類別売上比』のチャートが表示されたことが確認できます。
3.『支店別製品売上比率』をダブルクリックします。
4.『分類別売上比』のチャートが最小化されて『支店別製品売上比率』のチャートが表示されたことが確認できます。
クイック切替と自動最小化切替では内容が全く違うためうまく使い分けてください。
また、自動最小化切替ではクイック切替のチャートも設定することができるため、この二つを活用することで更なる省スペース化の実現が可能です。