「Qlikviewのアラート機能の使い方を知りたい」
「Qlikviewでアラート機能を使ってメールの送信をするにはどうすればよいのか?」
「Qlikviewでアラートウィザードを使ってメールの送信をするにはどうすればよいのか?」
「QlikViewのポップアップアラートの使い方を知りたい」
こんな疑問にお答えします。
この記事は、BIツール導入支援及びDWH構築支援を15年以上続けてきたINSIGHT LABの中の人が書いています。
目次
アラート機能にイベントを設定することによって、リロード完了時やドキュメント起動時に登録したメールアドレスにメールを自動的に送信します。
また、条件を入れることでより細かい条件式を設定することもできます。
今回はアラートを設定して、リロード完了時に登録したメールアカウントにリロード完了のメールを送信する方法をご紹介していきます。
なお、今回の設定にあたり以下の2点 を注意してください。
- この記事の内容は、サーバーのAccessPoint上では動作しない場合があります
※クライアント版では正常に動作します - この機能を実装するには、メールアカウント情報を登録する必要があります
1.Qlikのアラート機能を使ったメール送信の方法
メールアカウント情報の登録
初めにQlikviewを開きます。
【設定】から【ユーザープロパティ】を開きます。
メールアカウント情報を入力します。
【認証方法】を「なし」にする場合は、【ユーザーID】と【パスワード】の入力は必要ありません。
入力が完了したら、【テスト】を押して入力情報が正しいか確認をします。
問題が無ければ、テストメールが登録したメールアドレスに送信されます。
テストメールを受信できたら、【OK】ボタンを押下します。
メールアカウント情報をQlikviewに登録しました。
アラート起動条件の設定
アラートを起動するためには、【条件】を設定する必要があります。
起動するための条件を変数で設定していきます。
【設定】から【変数一覧】を開きます。
【追加】ボタンを押下して、【変数名】を「test」、【値】を「1」と入力をします。
【OK】ボタンを押下します。
変数の設定が完了しました。
アラートの設定
ここからアラートの設定をしていきます。
【ツール】から【アラート】を選択します。
【アラート】が開いたら、【追加】ボタンを押下します。
【説明文】にアラートの説明、【メッセージ】にメールの本文を入力します。
【メールの件名】はメールの件名、【メールの宛先】は送信先のメールアドレスを入力します。
最後にイベントを【リロード完了時】にチェックを入れます。
【OK】ボタンを押下します。
アラートの設定が完了しました。
今回は【条件】で変数「test」に1が入っているときに、リロードをかけたらアラートが起動します。
変数は常に1が入っていますので、リロードをかけるだけでアラートは起動されるようになっています。
保存をして、一度ドキュメントを閉じます。
【リロード】ボタンを押下します。
下のダイアログが表示されたら、【メールの宛先】で登録したメールアドレスにメールが送信されます。
送信されているのを確認できたら完成です。
続いて、【アラートウィザード】を使ったアラート設定方法をご紹介していきます。
2.QlikViewのアラートウィザードの使い方
リストボックスの作成
【ロードスクリプトの編集】を開きます。
【テーブルファイル】から、「商品大分類」 を選択します。
読み込みが完了したら、【リロード】をします。
リロードが完了したら、リストボックスを作成します。
【リストボックスの追加】から、「製品大分類名」を追加します。
追加したら、【OK】ボタンを押下します。
リストボックスが作成できました。
アラートの設定
ここから、アラートの設定をしていきます。
【ツール】から【アラートウィザード】を選択します。
【次へ】ボタンを押下します。
【次へ】ボタンを押下します。
【アラートの説明文】にアラートの説明を入力します。
【次へ】ボタンを押下します。
【アラートの条件】に「製品大分類名='テレビ'」を追加します。
【次へ】ボタンを押下します。
【イベント】のアクションを設定します。
【リロード完了時】にチェックを入れて、製品大分類名で「テレビ」を選択されているときにリロードを行うとアラートが起動するようにします。
【次へ】ボタンを押下します。
【トリガーレベル】を【イベント発生時】にします。
【次へ】ボタンを押下します。
【メッセージ】を入力します。
【ポップアウトの表示】と【メールの送信】にチェックを入れます。
【件名】は送信するメールの件名、【受信者】は送信先のメールアドレスを入力します(送信先が複数の場合は;で区切り、入力します)。
【完了】ボタンを押下して、アラート設定の完了です。
保存をして、Qlikviewを閉じます。
再度、Qlikviewを開きます。
リストボックスで「テレビ」を選択した状態で、リロードをするとアラートが発動します。
今度は「テレビ」以外を選択して、リロードをするとアラートが発動しないことが確認できます。
3.Qlikのポップアップアラートの使い方
Qlikviewでは、アラートが発動した際に、表示されるポップアップのフォント、アイコン、タイムアウトなどを変更して表示させることができます。
今回はアラートのポップアップ設定を変更する方法をご紹介していきます。
1.ポップアップアラートウィンドウを開く
初めにQlikviewを開きます。
【設定】から、【ドキュメントプロパティ】を開きます。
【ポップアップアラートウィンドウ設定】を開きます。
2.各機能の説明
ポップアップウインドウ設定が表示されました。
各項目について、ご説明を致します。
・【フォント】は文字のフォントやサイズを変更します。
・【背景色】はポップアップの背景色を変更します。
・【アイコン】はポップアップのアイコンをクエスチョンマークやエラーアイコンに変更することができます。
・【タイムアウト(秒)】は設定した、秒数が経過すると自動的にポップアップが閉じるように設定できます。
・【サウンド】はチェックを入れて、編集画面に音声ファイルのパスを入力すると、ポップアップ表示時に
サウンドを流すことができます。
今回は下記の画像の設定でポップアップを設定します。
設定が完了したら、【OK】ボタンを押下します。
3.アラートの発動
アラートは【アラートを使ったメールの送信】で設定したアラートを使います。
このアラートは変数に値が入っている状態でリロードをかけると発動するように設定されています。
変数は常に入っている状態ですので、そのままリロードをします。
アラートが発動して、設定したポップアップが表示されました。
10秒後に ポップアップが非表示になることが確認できます。
この記事は以上です。