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【Notion】継続的な運用を見据えたページ配置と構成の個人的ベストプラクティス

執筆者 uta 更新日時 2023年12月30日

Topics: Notion

目次

はじめに

こんにちは、utaです。

現在、エンジニア部門の部署ではNotionを使って技術情報を管理するようになりました。

利用するユーザは約100名となり、運用開始後は議事録や技術ナレッジなどが頻繁に追加、更新されていきます。

そんな中、ページの大幅な改修やレイアウト変更を行う場合でも、運用を止めずにシームレスに変更を行うためのページ配置と構成を紹介します。

 

個人的ベストプラクティス

※ここで紹介するページはこの記事のため抽象化したサンプルページになります。

 

ページ詳細

Notion画面左に表示されるページ(親ページ)は以下の3つで構成します。

親ページ


  • HOME:各UIページに遷移するためのホームページ
    home

 

  • UI:ナレッジや議事録といった用途に応じたページを配置するページ
    ui_root

 

  • DATASET:データベースページを配置するページ
    dataset

 

子ページ


  • UI_〇〇:ナレッジや議事録といった用途に応じたページ
    ui_child

 

  • DB_〇〇:UIページで追加・更新されるデータを管理するページ
    dataset_child

 

アーキテクチャ

簡易的な構成図になりますが、以下のようにHOMEページからUIページに配置されたUI子ページに遷移し、UI子ページはDATASETページに配置されたデータベースページを参照して、ページの追加・更新を行います。

architecture

 

メリット

 

UI変更がしやすい

仮に、UI_KNOWLEDGEページの構成を修正したい場合は、UIページに新しく作成したページを配置します。

その後、修正が完了したらボタンの切り替え先をUI_KNOWLEDGEからUI_KNOWLEDGE_NEWに切り替えるだけで、利用するユーザは新しいページを見るようになります。

architecture_add

参照しているデータベースは共通のものを参照しているので、UIの開発中に追加されたページもそのまま新しいUIに引き継がれ、ダウンタイムは発生しません。

 

ゲスト招待操作が不要

現在、ユーザへの公開は1アカウントに90名以上のゲストを招待しています。

ゲスト共有の場合、チーム共有で利用できるグループ招待機能が使えないため、新しいページを追加するたび手動で招待しなければなりません。

Notionページ内にある子ページの共有は親ページの共有を継承する仕様のため、この構成であれば、親ページにゲストを招待してしまえば親ページ内に作成するUIやDBページは、親ページの共有を継承するのでゲスト招待操作不要で公開できます。

auto_share

 

視認性が高い

この構成であれば、どんなに子ページ(UIやDB)が増えても、左サイドバーにはHOME、UI、DATASETのみとなり、ページが乱雑に増える心配もありません。

また、管理者が変わってもNotion全体の構成が一貫しているため、引継ぎもスムーズに行えるはずです。

 

改善点

 

一部ユーザへの共有

親ページの共有を自動継承してしまうため、「このページは一部のユーザのみにしたい」場合でも、DATASET内に配置した段階で全ユーザに公開されてしまいます。

今年の夏あたりまでは、一部ユーザに共有されたページを配置しても、親ページの継承が反映されない仕様でしたが、一部ユーザに共有しているページをDATASETに配置してしまうと、元の共有が外れて親ページ招待された全ゲストに公開されてしまいます。

現状は、手動で共有を外しか無い状態です。。。

 

おわりに

本記事では、Notionを使ったページ配置と構成について紹介しました。

この構成では、UIの変更が容易であり、ゲスト招待操作が不要で公開できるため、運用がスムーズに行えます。また、視認性も高く、管理者の引継ぎもしやすいです。

ただし、一部ユーザへの共有には注意が必要です。

Notionを使って技術情報を管理する際には、この構成やベストプラクティスを試してみてはいかがでしょうか?

 

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