お問い合わせ
1 分で読むことができます。

Pythonとは?Pythonを使うメリットや使い方

執筆者 BI LAB編集室 更新日時 2021年12月15日

Topics: コラム Python
Pythonとは?Pythonを使うメリットや使い方

目次

Pythonとは

最初に、Pythonの概要について紹介します。

Pythonは、オープンソースのプログラミング言語です。比較的文法が容易で学習者が多く、初心者が学びたいプログラミング言語の筆頭です。

Pythonの名前の由来は、開発者であるオランダ出身のプログラマー、グイド・ヴァンロッサム(Guido van Rossum)氏が好きなイギリスBBCの番組『Monty Python’s Flying Circus(空飛ぶモンティ・パイソン)』だと言われています。

Pythonは学びやすい一方、汎用性が高く様々なツールの開発に利用されています。身近な例を挙げると、YouTubeやInstagramにもPythonが利用されています。GoogleやMicrosoftなどのメガIT企業でも使われる開発言語なので、Pythonをマスターすれば、プログラマーとして活躍できる場も広がるでしょう。

 

Pythonの特徴

Pythonの概要が分かったところで、Pythonの特徴を見ていきましょう。

 

文法がシンプルなので初心者でも学びやすい

まず第一に、Pythonは文法がシンプルでプログラミング初心者でも学びやすいのが特徴です。Pythonの構文は比較的簡単なため、プログラマーが最初に覚える構文規則の学習負荷が少なくなります。

また、他のプログラミング言語では複数行を記述しなければならないような内容も、Pythonであれば1行記述するだけで稼働させることもできます。

 

ライブラリが豊富にある

ライブラリが豊富にあることも、Pythonの大きな特徴です。ライブラリとは、機能がまとめられたパッケージの総称です。Pythonはこのライブラリが多様なため、開発負荷が少ないと言えます。

Pythonには、もともとPythonに備わっている「標準ライブラリ」の他に、オプションでインストールできる「外部ライブラリ」もあります。自分の目的に合わせて外部ライブラリを利用できることも、Pythonが便利な理由の一つでしょう。

 

記述したコードをすぐに動かせる

Pythonは記述したコードをすぐに動かすことができます。プログラミング言語には、コードを実行するために事前に一括でコンパイルする(機械語に翻訳する)必要がある「コンパイラ言語」と、実行のたびにコンパイルしていくインタプリタ言語の2種類があります。

Pythonは後者のインタプリタ言語のため、事前に一括してコンパイルする必要がありません。そのため、記述したコードが正しく動くか確認しながら、随時修正していくことが可能です。

一方インタプリタ言語であるPythonは、コンパイラ言語と比較すると、実行速度自体は遅くなってしまうというデメリットもあります。

 

Pythonにできること

Pythonの特徴をふまえて、Pythonにできることを紹介していきます。Pythonは日常的に利用できるようなツール作成から、本格的なデータ分析ツールの作成まで、用途を限定せず利用することができます。

 

デスクトップアプリケーションの開発

Pythonを利用することで、デスクトップアプリケーションの開発ができます。例えばExcelなどで管理しているような作業も、Pythonを利用することで自動化できるようになります。

普段の業務を効率化するためのアプリケーションの開発ができれば、ビジネスパーソンとして一歩リードすることも可能になるでしょう。

 

ゲームの開発

Pythonはゲーム開発にも利用できます。先述したPythonのライブラリには、ゲーム用のライブラリも豊富に存在します。ライブラリを利用すれば比較的手軽にゲーム開発もできるため、オリジナルのゲームを作りたい方にもPythonはオススメです。

 

Webフレームワークの作成

PythonはWebフレームワークの作成にも使えます。Webフレームワークとは、Webアプリケーションやその他のシステムの開発のために必要な機能の枠組みのことです。一言で表すと、いわゆる「雛形」ということになります。

Pythonは自作のWebフレームワークも作成も行えるため、様々な開発を効率よく行いたい人には重宝されるでしょう。

もちろん、Pythonには既存のWebフレームワークも多数存在しています。既存のWebフレームワークを利用することで、短時間で目的のアプリケーションを作ることもできます。

 

始める際に準備すること

最後に、Pythonを始める際に準備することを紹介します。前提として、PythonはWindowsでもMacintoshでも開発することができます。

 

①Python公式サイトからダウンロードする

公式サイトからダウンロードすれば、Pythonを利用できます。

Python公式サイト

Pythonをダウンロードしたら、自分のPCにインストールすればPythonの開発準備が整います。

 

②Pythonのディストリビューションを利用する

Pythonを始める際は、ディストリビューションを利用する方法もあります。

上記の公式サイトからインストールする方法では、まずはPython本体をインストールした後、ライブラリも個別でインストールして開発環境を整えていく必要があります。

しかし、ディストリビューションを利用すれば、Pythonのインストールと同時に便利なライブラリもインストールすることができます。

Python初心者は、ディストリビューションを利用した方が簡単に開発を始めることができるでしょう。

Pythonのディストリビューションには公式と非公式がありますが、ライブラリの充実度などを鑑みると「Anaconda」というディストリビューションがオススメです。

Anaconda公式サイト

 

③Colaboratoryを利用する

Colaboratoryを利用することで、さらに簡単にPythonを使うことができます。

ColaboratoryはGoogleが提供するサービスで、ブラウザ上でPythonを記述することができます。また、環境の構築も不要です。

Pythonの学習をすぐに始めたい方は、Colaboratoryを利用することがオススメです。

Colaboratory公式サイト

 

まとめ

Pythonは汎用性が高く、比較的文法がシンプルなため、プログラミング初心者にオススメのプログラミング言語です。

身近なWebサービスにもPythonが利用されており、Pythonをマスターすることでビジネスパーソンとしての活躍の場を広げることにも繋がります。

これからプログラミング言語を学ぼうと考えている人は、Pythonから始めてみると良いでしょう。

Vizlibを体験してみませんか?

INSIGHT LABではVizlib紹介セミナーをオンデマンド配信しています。Vizlibの製品概要から、導入方法、美しいインターフェースをご紹介します。Qlik Senseユーザーの皆様、Qlik Senseの導入をご検討いただいている方も最先端の「データビジュアライゼーション」を是非ご体験ください。

詳細はこちら

BI LAB編集室

執筆者 BI LAB編集室

BI LAB(データ活用研究所)編集室です。 BI、AI、DWHなどデータ活用に関するトレンドやニュースやコラムをほぼ毎日配信しています。押さえておきたい基本知識から、最新ニュース、事例インタビューやお役立ち情報・セミナーレポートまで、データ活用の専門家ならではの視点と情報量でお届けします。