QlikViewではグラフと画像を用いてわかりやすいシートを作成することができます。
ここでは棒グラフと地図を用いたシートを作成します。
では説明します。
● 地図の用意
1.シート上で右クリックをして【シートプロパティ】を開きます。
■ 基本設定
1.【背景】で【シートの設定】のチェックボックスをオンにします。
2.【画像】のチェックボックスもオンにし、【変更】をクリックします。
3.自分のPCに保存した地図画像を選択し、開きます。
4.【画像形式】で【塗りつぶし】を選択します。
5.【OKボタン】を押します。
● チャートの作成
1.チャートの追加ウィンドウを開きます。
■ 基本設定
1.【チャートにタイトルを表示する】のチェックボックスをオフにします。
2.【チャートの種類】で【棒グラフ】を選択します。
3.【次へボタン】を押します。
■ 軸
1.【項目/グループ】の中から『支店名』を選択し【追加ボタン】を押します。
2.【軸項目】に『支店名』が追加されたことを確認して【次へボタン】を押します。
■ 数式の編集
1.入力欄に『sum(売上金額)』と入力します。
2.【OKボタン】を押します。
■ 数式
1.【追加ボタン】を押します。
■ 数式の編集
1.入力欄に『sum (仕入金額)』と入力します。
2.【OKボタン】を押します。
■ 数式
1.ここで一度【完了ボタン】を押します。
● チャートの編集
1.チャートのプロパティを開きます。
■ 数式
1.『sum (売上金額)』を選択します。
2.【ラベル】に『=$(vS)』と入力します。
3.【定義】に『num(sum({<支店名={'北海道支店'}>}売上金額),'#,##0')』と入力します。
4.【表示オプション】の【データ点の値】のチェックボックスをオンにします。
5.『sum(仕入金額)』を選択します。
6.【ラベル】に『=$(vP)』と入力します。
7.【定義】に『num(sum({<支店名={'北海道支店'}>}仕入金額),'#,##0')』と入力します。
8.【表示オプション】で【データ点の値】のチェックボックスをオンにします。
9.【=$(vS)】の左にある【+】をクリックします。
10.下に出てきた【テキストの色】を選択します。
11.【定義】に『white()』と入力します。
12.【9~11】で行った作業を【=$(vP)】でも同様に行います。
■ スタイル
1.【方向】を右側の【横方向】にします。
■ プレゼンテーション
1.【設定】で【要素の間隔】を『8』にします。
2.【設定】で【グループの間隔】を『1』にします。
3.【データ点の値】で【要素の中に値を表示】のチェックボックスをオンにします。
4.【凡例】で【凡例の表示】のチェックボックスをオフにします。
5.中央下にある【0値を隠す】のチェックボックスをオフにします。
6.【チャートのテキスト】にある【追加ボタン】を押します。
■ チャートテキスト
1.【テキスト】に『北海道支店』と入力します。
2.【OKボタン】を押します。
■ 目盛線
1.【軸の目盛線】で【数値目盛の表示】のチェックボックスをオフにします。
2.【軸の目盛線】で【グリッドの表示】のチェックボックスをオフにします。
3.【軸の目盛線】で【段組みラベル】のチェックボックスをオフにします。
4.【軸の目盛線】の【目盛線の色】をクリックします。
5.【透過性】を『100%』にします。
6.【OKボタン】を押します。
7.【数式の目盛線】で【=$(vS)】を選択します。
8.上記と同様に【数式の目盛線】の【目盛線の色】を【透過性】を『100%』にします。
9.【数式の目盛線】の【フォント】をクリックします。
10.【色】をクリックし、ここも【透過性】を『100%』にします。
11.【OKボタン】を押します。
12.【OKボタン】を押します。
13.【軸の目盛線】の【フォント】をクリックし、上記と同様に【透過性】を『100%』にします。
14.【=$(vP)】を選択し【=$(vS)】で行ったことと同様の作業を行います。
■ レイアウト
1.【枠線の幅】を『0pt』にします。
■ キャプション
1.【キャプションの表示】をチェックオフします。
2.【OKボタン】を押します。
下記のようなチャートが完成したことが確認できます。
● チャートの複製/編集
ここからはこのチャートを複製し編集することで各支店のものを作成していきます。
■ 編集する箇所
1.【数式タブ】の【=$(vS)】【=$(vP)】それぞれの【定義】の『支店名』部分
2.【プレゼンテーションタブ】の【チャートテキスト】の『支店名』部分
全支店分作成したら、地図にあわせて配置してください。
上記のすべての作業を通してできたシートが下記です。