QlikViewで表示/非表示を切り替える方法
QlikView(クリックビュー)では、データに条件を設定することで、表示/非表示を切り替えることができます。
今回は、大量のデータの中で、見たいデータのみを表示させるチャートの例を紹介します。
ロードスクリプトの編集
1.ロードスクリプトの編集ウィンドウを開きます。
■ ロードスクリプトの編集画面
- インラインロードを挿入します。
■ インラインデータウィザード
- インラインロードを入力します。
- 【OKボタン】を押します。
■ ロードスクリプトの編集
- ロードスクリプトの内容を確認し、【リロードボタン】を押します
リストボックス作成
- リストボックスの追加ウィンドウを開きます。
■ シートプロパティ
- 『項目』のリストボックスを追加します。
ピボットテーブルの作成
- チャートの追加ウィンドウを開きます。
■ 基本設定
- 【演算実行条件】に『GetSelectedCount(項目)>0』と入力します。
- 【チャートの種類】で【ピボットテーブル】を選択します。
- 【次へボタン】を押します。
■ 軸
- 【項目/グループ】から『四半期』 『年』 『月』 『営業所名』 『都道府県』 『顧客名』を選択し、【追加ボタン】を押します。
- 【軸項目】に上記の項目が追加されたことを確認して【次へボタン】を押します。
■ 数式の編集
- 入力欄に『Sum(売上金額)』と入力します。
- 【OKボタン】を押します。
■ 数式
- 【ラベル】に『売上』と入力します。
- 【完了ボタン】を押します。
演算実行条件を指定したためチャートが非表示になっていることが確認できます。
データ量が膨大になればなるほど、表示するのに時間が掛かるため注意が必要になります。
次に、項目の表示/非表示設定をしていきます。
項目の表示/非表示設定
- チャートのプロパティを開きます。
■ 軸
- 【軸項目】の【四半期】を選択し、【条件付き表示】のチェックボックスをオンにします。
- その下の入力欄に『=SubStringCount(Concat(ID,';'),1)』と入力します。
※先程インラインロードで『四半期』の『項目』を1としたため、『(~1)』となっています。 - 残りの【軸項目】の条件付き表示も設定していきます。
※ 年 : =SubStringCount(Concat(ID,';'),2)
月 : =SubStringCount(Concat(ID,';'),3)
と、対応した数字を『=SubStringCount(Concat(ID,';'),○)』の『○』の中に入れていきます。
■ プレゼンテーション
- 【常にすべて展開】のチェックボックスをオンにします。
- 【OKボタン】を押します。
以上で完成です。
完成したチャートは下記のものです。
選択した項目のみ表示されていることが確認できます。