今回はQlikView(クリックビュー)でマクロを使い、選択した項目のみ色を変更する方法をご紹介していきます。
実装することによって、今、何を選択しているのかが直感的に分かります。
では、ご紹介していきます。
今回はこちらで用意したデータを使いますので、以下からダウンロードをしてください。
QlikViewを開きます。
ロードスクリプトを開きます。
【テーブルファイル】から、ダウンロードした「売上情報」を読み込みます。
読み込みが完了したら、リロードをします。
最初に変数とマクロを設定します。
【変数一覧】を選択し、2つの変数を追加します。
1つ目…vMonth
2つ目…vString
どちらも定義は未記入で構いません。
【OK】を押します。
この変数はマクロを設定するときに使います。
次にトリガーを設定します。
【ドキュメントプロパティ】を開き、【トリガー】に移動します。
【項目イベント トリガー】から、「月」を選択して【アクションの追加】をします。
【追加】を押して、アクションの追加をしていきます。
【その他】から【変数の設定】を選びます。
【OK】を押します。
変数を以下に定義します。
変数名…vMonth
値…=Max(日付)
次にマクロの設定をします。
【追加】を押して、【アクションの追加】から【その他】を選択します。
【アクション】から【マクロの実行】を選択します。
【OK】を押します。
【マクロ名】を以下にします。
マクロ名…MakeList
【モジュールの編集】を押します。
マクロに以下の構文を追加します。
Sub MakeList
str = ""
maxvalue = ActiveDocument.Variables("vMonth").GetContent.String
for counter = 1 to maxvalue
str = str & "," & counter
next
ActiveDocument.Variables("vString").SetContent str, true
End Sub
【構文チェック】をして、エラーがなければ、【OK】を押します。
このマクロでは、選択した項目を変数に入れています。
変数とマクロの設定が完了しました。
チャートを作成していきます。
最初にリストボックスを作成します。
【リストボックスの追加】から、「月」を選択します。
【OK】を押します。
リストボックスが完成しました。
続いてチャートを作成します。
【シートオブジェクトの追加】から【チャート】を選択します。
【棒グラフ】を選択します。
【項目/グループ】から【月】を選択し、【軸項目】へ追加します。
数式を追加します。
【ラベル】は「空白(スペース)」にして、【定義】を以下にします。
sum({<月=, 日付=>}売上金額)
【背景色】に以下の数式を入れます。
=if (SubStringCount(vString, 日付) > 0, rgb(0,255,0), rgb(255,0,0))
RGBは任意の色で構いません。
※この数式では、選択した項目をRGBで設定した色にして、それ以外は別の色を表示するようにしています。
【OK】を押します。
これで完成です。
選択した「6月」の項目が緑色になり、選択していない項目は赤色になっていることが確認できます。
今回は棒グラフを使って説明させていただきましたが、この記事は他のチャートでも使うことができます。
是非、活用してみてください。
【折れ線グラフ】
【レーダーチャート】