Qlikview(クリックビュー)では、サイクリックボタンの大きさ、位置を変えることができます。
今回の記事では「iPad 画面でサイクリックボタンは小さすぎて押しにくい」という意見や、
「サイクリックボタンの位置を変えたい」という要望にお答えします。
■ ファイルを取り込む (売上詳細.csv)
こちら 「http://iw-qlikview.com/mastercalander/」 記事を参照してください。
■ チャートの作成
① シートの空いている場所を右クリックし、「シートオブジェクトの追加」 を選択します。
② 「チャート」 を押します。
③ 「円グラフ」を選択し、「次へ」ボタンを押します。
■ サイクリックを作成。
① 「グループの編集」ボタンを押します。
② 「新規作成」ボタンを押します。
③ 項目から「年」、「年月」、「年月日」、「日」、「曜日」を Ctrl ボタンを押しながら選択します。
④ 「追加」ボタンを押し、使用項目に追加されたのを確認します。
⑤ 「グループ名」をcyclic と記入します。
⑥ 「サイクリック グループ」にチェックを入れます。
⑦ 「OK」ボタンを押します。
④ 「項目/グループ」から「cyclic」 を選択し、「追加」ボタンを押します。
⑤ 「次へ」ボタンを押します。
⑥ 「数式の編集」画面で「sum(売上金額)」 と入力します。
⑦ 「OK」ボタンを押します。
⑧ 「ラベル」は「売上金額」にします。
⑨ 「データ点の値」と「相対値表示」にチェックを入れます。
⑩ 「完了」ボタンを押します。
※ 円グラフが出来ました。以下の通りになります。
■ 作成したチャートからピボットテーブルの作成
① 「売上金額」チャートをクリックし、オブジェクトをコピーします。
(Ctrl + C and Ctrl +Vを押し、コピーしたオブジェクトをドラッグします。)
② 新しく出来たチャートを右クリックし、「プロパティ」を開きます。
③ 「基本設定」タブに移動し、「ピボットテーブル」を選択し、「OK」ボタンを押します。
※ これでピボットテーブルが作成できました。
※ チャートとピボットテーブルのサイクリックボタンを押し、動作を確認してみてください。
ここから、サイクリックボタンを作成していきます。
① 画面の空いているところを右クリックし、「シートオブジェクトの追加」⇒「テキストオブジェクト」をクリックしてください。
② 「基本設定」のテキストを「='qmem://<bundled>/images/cyclic.png'」 と記入します。
③ 「プレゼンテーション」から「画像」を選択します。
④ 「画像拡大/縮小」から「縦横比を固定する」を選択します。
⑤ 「透過性」を100% にセットします。
⑥ 「アクション」タブを押します。
■ マクロの作成
① アクションタブの「追加」を押します。
② 「その他」から「マクロの実行」を選択し、「OK」ボタンを押します。
③ 「モジュールの編集」ボタンを押します。
④ モジュールに以下の文を入力します。
sub cyclicbutton
set gg = ActiveDocument.GetGroup("cyclic")
gg.cycle 1
end Sub
⑤ 「構文チェック」ボタンを押し、構文が正しいかチェックします。
⑥ 「モジュールセキュリティの設定」を「システムアクセス」に変更します。
⑦ 「現在のローカルセキュリティ」を「システムアクセスを許可する」に変更します。
⑧ 「OK」ボタンを押します。
⑨ 「マクロ名」に「cyclicbutton」と記入します。
⑩ 「OK」ボタンを押します。
※ これでcyclicボタンが出来ました。
※ サイクリックボタンを押して動作確認してみてください。
※ cyclic ボタンの位置が自由に変えられることも確認してください。