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QlikView(クリックビュー)では販促効果や、キャンペーンの効果を簡単に分析することも可能です。
販促やキャンペーンのデータがあれば、データを可視化することができ、様々な角度で分析をすることができます。
今回使用するデータは「data_source」の「商品大分類」「商品中分類」「商品小分類」「売上明細」「営業報告」です。
このデータを元にキャンペーン別、商品別にキャンペ-ン効果を分析します。
作業フローは
①データ取り込み
②チャート作成(キャンペーン別、商品別)
➂2つのチャートをコンテナオブジェクトにまとめる
という流れです。まず、データを取り込みます。
①データの取り込み
まず、上記のデータを選択し、データを取り込んでいきます。
取り込み方がわからない方は、以前の記事を参考に読みすすめてください。
「ロードスクリプトの編集」画面から「テーブルファイルの選択」→「data_source」を選択、
「商品大分類」「商品中分類」「商品小分類」「売上明細」「営業報告」を選択し、取り込みリロードをかけます。
リロードが終了したら、以下のようにスクリプトの修正を行います。日付コードから、年月を取り出し、「キャンペーン年月」と名前を付けます。
date(makedate(left(日付コード,4),num(mid(日付コード,5,2))),'YYYY/MM') as キャンペーン年月,
リロードをかけると、「テーブルビューアー」でこのような連係が確認できます。
「キャンペーン年月」が取得できます。
以上でデータの取り込みが完了しました。このデータを元にチャートの作成をしていきたいと思います。
② -1チャートの作成(キャンペーン別)
取り込んデータを元にチャートの作成を行います。まず、キャンペーン別チャートを作成したいと思います。
今回取り込んだデータ情報の中には、「訪問目的」という項目があります。この項目を軸として設定します。
シート上で右クリックし、オブジェクトの追加からチャートを選択します。
「軸項目」には、「キャンペーン年月」「訪問目的」を追加します。
数式はsum(売上金額)と設定し、売上金額の額でキャンペーン項目の比較をします。
一度これで「OK」を押し、チャートを表示させます。
このようなチャートが完成します。このままでは見づらいのでチャートの表示を改善していきます。
チャートを右クリックしプロパティを開きます。「グリッドの表示」にチェックを入れ、「軸ラベル」を斜め表示に変更します。
「数値書式」タブに移動し「売上金額」を「通貨」表示に変更します。
次に、「スタイル」タブで積み上げ表示にします。ここで「OK」を押します。
以下のようなチャートが完成します。
②-2チャートの作成(製品別)
次に製品別のチャートを追加したいと思います。先ほどと同様に棒グラフで追加していきます。
「キャンペーン別」のチャートをコピーして使用します。
「クリップボード」にコピー→「オブジェクト」を選択します。
次に、シート上で貼り付けを選択します。
同じ位置に貼り付けられるので、チャートをずらして修正します。
コピーしたチャートを修正します。
「ウインドウタイトル」を「製品別」と設定し、「チャートにタイトルを表示する」にチェックをいれ、「製品別」と入力します。
「軸項目」を「製品大分類名」と「訪問目的」に設定します。
2つのグラフが完成しました。以下のように表示されていると思います。
➂コンテナオブジェクトにまとめる。
最後に2つのチャートをコンテナにまとめたいと思います。シート上で右クリックし、「オブジェクトの追加」→「コンテナ」を選択します。
「表示オブジェクト」に作成した2つのチャートを追加し、「OK」を押します。
「キャプション」タブに「キャンペーン効果」と入力し、「キャプションの表示」にチェックを入れます。
「プレゼンテーション」タブで、「スタイル」を「見出しタブ位置:上」を選択します。
「OK」を押すと以下のようなコンテナオブジェクトが完成します。
タブ切り替えで、チャート表示が切り替えられます。