目次
今回はSisenseのLinux環境をAWSで、作成していきます!
- 「今までWindows版使ってたんだけど、Linux版も使ってみたい…」
- 「でもLinux版は構築めんどくさそうだな…」
- 「まとまった時間ができたらやろう…」
と思っているそこのあなた。
AWSなら30分もあれば構築できちゃいますよ!
1.AWS Marketplace【Linux版AMI】
AWSにはAWS Marketplaceという、サードパーティーのソフトウェアやサービスを検索/購入/デプロイ/管理できるオンラインストアが存在します。
そしてありがたいことに、
Sisense社がAWS MaketplaceにSisenseのLinux版AMI(マシンイメージ)を公開しているのです。
これを使うと、ブラウザ上の操作だけでEC2インスタンスにSISENSE環境を構築できます!
2.事前準備
本記事は、下記の事前準備を前提としています。
- AWSのアカウント作成
- SISENSEのライセンス購入
3.構築手順
それでは構築手順に移ります。
AWS Management Controlにログイン後、
AWS MarketplaceのSisense Data & Analytics Platform trial (Linux)にアクセスし、
Continue Subscribeをクリックします。
Accept Termsをクリックします。
Continue to Configurationをクリックします。
Delivery Method / Software Version / Regionを任意の設定にした後、
Continue to Launchをクリックします。
今回はSoftware Versionを記事執筆時最新のSisense 2021.8.0 Lunux trial (Aug 25, 2021)に設定し、RegionをAsia Pacific (Tokyo)に設定しました。
※Delivery Methodは選択肢が1つしかなかったのでデフォルトのままにしました。
Launch画面に移ります。
Choose ActionはLaunch from Websiteを選択します。
これでインスタンス起動後すぐにSisenseのWEB UIにアクセスできるようになります。
下にスクロールし、EC2インスタンスに関係する各項目を設定します。
EC2 Instance Type:任意のインスタンスタイプ
VPC Settings:インスタンスを起動するVPC
Subnet Settings:インスタンスを起動するVPCのサブネット
Security Group Settings:インスタンスに適用するセキュリティグループ
Key Pair Settings:キーペア(インスタンスにSSH接続する際に必要)
設定し終えたら、Launchをクリックします。
すると、Congratulations!と祝福されます。ありがとうございます。
An instance of this software is successfully deployed on EC2!
と書かれていますが…本当にインスタンスがデプロイされたのか気になりますね。
青字になっているEC2 Consoleをクリックし、EC2コンソールを開きます。
4.Sisenseにログイン
EC2コンソールを確認すると、確かにSisense環境がデプロイされています。
ただ、ステータスチェックには初期化していますと表記されているので、まだ起動途中のようです。
2/2のチェックに合格しましたに表記が変わるまで5~10分ほど待ちましょう。
表記が変わったら、
http://{インスタンスのIP}:30845/
にアクセスします。
※本記事では省略しますが、パブリックアクセスできるようにするにはElastic IPをEC2インスタンスに付与する必要があります。
設定に問題なければSisenseのログイン画面が表示されます。
Email/Passwordには自身が購入したライセンスの管理者アカウントと同じメールアドレス/パスワードを入力します。
そして、Loginをクリックすると…この通り!
環境構築完了です!
5.最後に
今回はSisenseのLinux環境をAWS MarketplaceのAMIを使って構築してみました。
ブラウザ上の操作だけで簡単に構築できましたね!
一からインスタンスを立ててインストーラーを使用して構築するよりも
圧倒的短時間で構築できたと思います。
SisenseのLinux環境が今すぐ欲しい人はぜひ試してみてください!