目次
Tableauユーザーの皆様、こんにちは。jimmyです。
今回は、Tableauで500m四方のメッシュマップを作成する方法をご紹介します。
空間データを利用し以下のようなマップ表現をすることができ、データの理解に役立つテクニックです。
手順
0.前提
OS:Windows 10
Tableau:Tableau Desktop 20192.19
1.データを準備する
まずは、地図を四方メッシュに区切るためのポリゴンデータと、分析対象の位置情報であるポイントデータを用意する必要があります。
この記事では以下のデータを利用しています。
・ポリゴンデータ:政府統計の総合窓口 e-Stat より「区画メッシュ情報」シェープファイル (東京のエリアのデータは M5339)
・ポイントデータ:国土数値情報ダウンロードサービスより東京都の学校の位置情報
今回は東京都の学校がどのように分布しているのかがひと目で分かるマップを作成していきます。
2.空間データを結合する
まず、今回扱うデータは空間ファイルになりますので、Tableau Desktopからの接続の際には”空間ファイル”を選択してあげる必要があります。
ポリゴンデータとポイントデータに接続すると結合されるのですが、最初はエラー表示が出てしまいます。
これは、2つのデータが空間データのため"="や"<="などの等符号では比較できないためです。
そこで結合条件を空間比較の”Intersects”に指定し直してあげることで、結合が正しく行われます。
以上でデータの準備は完了です。
3.マップを作成する
まずはメジャー内にあるメッシュデータの”ジオメトリ”を[詳細]にドラッグします。そうすると地図上にメッシュが表示されます。
続いてディメンション内にあるメッシュデータの”KEY_CODE”も[詳細]にドラッグします。"KEY_CODE"を追加することで、表示されているメッシュに対して位置情報を与えることができます。
最後にディメンション内にあるポイントデータの”P29_005”(学校名)を[色]にドラッグし、集計方法をカウントに変更してあげると各メッシュ内の学校数に応じて色分けが適用されます。
あとはマップ背景や配色をお好みで変えて頂ければ、よりデータが見やすいメッシュマップになります。
空間ファイルを利用することで可視化方法の幅が広がりますので、是非活用してみてください。