お問い合わせ
3 分で読むことができます。

【QlikView】利益率変化と粗利益を調べる

執筆者 KJ 更新日時 2014年5月29日

今回は今まで紹介したものを組み合わせて、粗利益と利益率を出してみたいと思います。

使用するオブジェクトはスライダーとゲージメーターです。

使用するデータは[data_source]を使用します。

主な作業フローは

①データの取り込み ②粗利益率をゲージメーターを使って作成

➂変数の設定 ④売上と仕入金額の変化率に応じた、利益率の変化をメーターで表示 して完成です。

 

①データの取り込み

今回のデータは「data_source」を使います。 このファイルから、「売上明細」のファイルを読み込みます。 このデータには仕入金額と売上金額の項目があるので、この2つを使用します。 選択したらリロードをかけます。

スクリーンショット (276)

 

②粗利益率をゲージメーターを使って作成。 シート上で右クリックし、シートオブジェクトの追加を選択します。

スクリーンショット (277)

 

チャートの種類からゲージチャートを選択します。   スクリーンショット (278)

 

 

軸項目設定は追加なしでOKです。

次に数式を設定します。

数式は「sum(売上金額)/sum(仕入金額)」と入力します。 「OK」ボタンを押します。 好みで、「ラベル」を粗利益率と設定してもよいと思います。

 

スクリーンショット (280)

 

チャートプロパティの[プレゼンテーション]タブを[最大値]2.0に設定して、[目盛の表示]を以下のように設定します。

 

スクリーンショット (283)

 

[数値書式]タブは[整数]と[パーセント表示(%)]にチェックを入れます。

capture

 

 

このような設定をすると以下のようなチャートが作成されます。

 

スクリーンショット (284)

 

➂変数の設定

次に変数を設定します。

変数はスライダーの動きと、数値の変化を連動させる為に使います。

以前の[Qlik Viewで売上予測をする]の記事を参考にしてみてください。 構造はほぼ同じです。

今回は仕入値と売値を変数で設定します。

 

「設定」から、「変数一覧」→「追加」を選択し「v仕入値」と「v売値」を追加し[OK]ボタンを押します。

 

スクリーンショット (291)

 

 

④利益率チャートを作成

利益率チャートは「粗利益率」のオブジェクトを右クリックし、「オブジェクトをコピー」して作ります。

シート上で右クリックし、オブジェクト貼り付けを押します。

同じシートの位置に貼り付けられるので、ドラッグしてずらします。

 

スクリーンショット (287)

 

 

コピーしたオブジェクトの名称と数式を変更します。

ラベルは「利益率変化」

数式はsum(v売値)/sum(v仕入値) と設定し、スライダーで数値を変化するように設定します。

スクリーンショット (309)

 

 

⑤売上金額と仕入金額の変化率に応じた、利益率の変化をメーターで表示

変数が設定できたので、スライダーを設定します。項目は「売値の変化」「仕入値の変化」という 形式で設定します。

「シート上で右クリック」→「シートブジェクトの追加」→「スライダーの追加」でスライダーを設定します。

スクリーンショット (292)

 

 

スライダーのプロパティで、「基本設定」タブ→「変数」を「仕入値」に設定します。

最小値は「-0,3」、最大値は「0.3」に設定します。

「数値書式」タブで「整数」と「パーセント表示」にチエックを入れます。

 

 

スクリーンショット (295)

 

 

「キャプション」タブから、キャプションの表示にチェックを入れ、タイトルテキストを「仕入値」と設定します。

capture

 

 

このスライダーのオブジェクトをコピーし、シートに貼り付けます。

貼り付けたオブジェクトを「売値変化」の項目として作ります。「基本設定タブ」の変数を「v売値」に設定してください。タイトルテキストを「売値変化」とします。

 

以下が完成したシートです。

スライダーの動きによって、利益率が変化することが確認できると思います。

スクリーンショット (296)

 

 

 

 

 

QlikViewを体験してみませんか?

INSIGHT LABではQlik紹介セミナーを定期開催しています。QlikViewとQlik Senseの簡単な製品概要から、Qlikの特性である「連想技術」のご紹介、デモを通してQlikViewとQlik Senseの操作感や美しいインターフェースをご覧いただきます。企業の大切な資産である膨大なデータからビジネスを発見する 「Business Discovery」を是非ご体験ください。

詳細はこちら

KJ

執筆者 KJ

セールスマーケティング 部長 野球部 部長

2 分で読むことができます。

QlikView 関数 まとめ一覧【重要関数大全】

2 分で読むことができます。

【QlikView/Qlik Sense】Set分析でCount関数を使う方法