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【QlikView】保健医療情報のデータ分析(メタボ判定)

執筆者 KJ 更新日時 2014年6月10日

目次

医療業界では現在、様々な分析ツールが使用されています。

例えば、「SPSS」や「SAA」、「R」です。

それだけでなく、QlikViewでも医療データを分析することができます。

 

今回は保険医療分野において具体的なQlikViewの使用方法を紹介していきたいと思います。

今回の事例は「メタボリックシンドローム」を健診データから分析します。

使用するファイルは「特定健診データ.xls」を使用します。

 

 

作業フローを簡単にまとめると

①データ取り込み

②データの加工(スクリプトの改善)

➂チャートの作成・最適化

の3段階で作成していきます。

**************************************************************

①データの取り込み

まず、今回使用するデータの取り込みを行います。使用するデータは「健康診断データ.xls」です。

ロードスクリプト画面を開きます。(ctl+E)でも開くことが可能です。

「テーブルファイル」から、「健康診断データ.xls」を取り込みます。ここでリロードをかけます。

スクリーンショット (462)

以下のスクリプト画面になるかと思います。

スクリーンショット (463)

 

次にデータの加工を行います。

②データの加工

読み込んだデータには「年齢層」の項目がありません。そのためデータを加工し、「年齢層」の項目を作成していきます。

スクリプト上でIf文を使い、データを編集していきます。

 

// 年齢層の作成

age(健診実施日, 生年月日) as 年齢,

If(age(健診実施日, 生年月日)<40,'30歳代',
If(age(健診実施日, 生年月日)<50,'40歳代',
If(age(健診実施日, 生年月日)<60,'50歳代',
If(age(健診実施日, 生年月日)<70,'60歳代',
If(age(健診実施日, 生年月日)<80,'70歳代'))))) as 年齢層

*コピーをして貼り付けた場合、シングルコーテーションの表記が変更されている場合があります。また、カンマの位置に注意してください。

入力する場所は、

FROM

健康診断データ.xlsx

の直前に入力します。キャプチャを参考に入力してみてください。入力が完了したら、リロードをかけます。ここでエラーが出れば修正を行います。

スクリーンショット (464)

 

 

以下「テーブルビューアー」で確認すると、「年齢層」が追加されていることがわかります。

 

スクリーンショット (465)

 

➂チャートの作成

データの加工が終了したら、次にチャートの作成をしていきます。

チャートの作成は、シート画面より右クリックで「オブジェクトの追加」→「チャート」を選択します。

基本設定タブでウインドウタイトルを「メタボ判定」と入力します。

チャートは「棒グラフ」を選択します。選択したら「次へ」を選択します。

captur2

 

 

 

 

軸設定は、「年齢層」と「メタボリックシンドローム判定」を選択し、追加を押下します。追加が完了したら、「次へ」を押します。

 

スクリーンショット (467)

 

 

数式はCount(DISTINCT 健診ID)/Count(DISTINCT Total <年齢層>健診ID)

と入力し、「ラベル」を「メタボ判定」とします。ここで「OK」を押下し、一度チャートを確認します。

スクリーンショット (471)

 

 

ラベルを追加した状態です。

スクリーンショット (469)

 

 

現時点でこのようなチャートが出来上がりました。

スクリーンショット (417)

 

ここから、チャートの表示を修正していきます。

「スタイル」タブから「形式」で「積み上げ」表示に変更します。

スクリーンショット (414)

 

 

 

「目盛線」タブから、「最大値」を「1」と設定し、「グリッドの表示」にチェックを入れます。

スクリーンショット (411)

 

 

「数値書式」タブから「整数」に設定し、「パーセント表示」にチェックを入れます。

 

スクリーンショット (412)

 

 

ここで「OK」を押します。完成したチャートが以下の通りです。

今回使用したでデータでは、70歳代の基準該当者が多いということがわかります。

スクリーンショット (413)

 

 

 

 

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KJ

執筆者 KJ

セールスマーケティング 部長 野球部 部長

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