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【Sisense Widget】標準ウィジェットを一挙大紹介 - その3

執筆者 Turtle 更新日時 2020年10月16日

Topics: Widget
【Widget】Sisense 標準ウィジェットを一挙大紹介 - その3

目次

こんにちは。Turtleです。

最近、BIツールをいろいろ調べているんだけど、その影響なのか、ぼくに表示される広告がBIツールばっかりになってきた。Forbes JAPAN とか TechCrunch Japan とかその他ちょこちょこメディアサイトは閲覧するんだけど、とにかくBIツールを推してくる。

広告の最適化技術はすごいなあ...と感心させられる日々である。まぁただ、ぼくはちょっと捻くれた性格なので、ニーズに合致したものよりも、突拍子もないものの方が多分クリックしちゃう。胡瓜の浅漬けとか広告で表示されると絶対クリックすると思うな。

...さて、前置きはこのくらいにしておいて。今回は標準ウィジェット紹介記事の第3弾。ピボットとテーブルという瓜二つ(?)のウィジェットを紹介します。

 

1.ピボット

まずはピボットの紹介から。
Sisenseの公式サイト「ピボットテーブルは、データを可視化するのに最も便利なウィジェットの1つです。素早く大量のデータをサマライズして分析することを可能にします。」とあるように、非常に使い勝手の良いウィジェットのひとつである。(ちなみにTurtleは個人的にピボットを一番使用している)

ピボットの設定画面は以下の通り。今回は、行:売上エリア・売上都道府県、値:Total 売上金額 に設定してある。

設定画面は今までのウィジェットに比べて非常にシンプルだと思う。デザイン設定(設定画面右側)なんて項目が2つしかないしね。だからといってできることが少ないわけではない。以下では細かい表示の設定を確認していく。

小計と総計

Sisenseでは小計(今回でいうと売上エリアごと)と総計を簡単に表示することができる。メニュー → 小計・総計 をそれぞれ選択するだけだ。簡単な流れを以下に示しておく。


また、値のメニュー → 小計集計方法 で小計のところに表示される値を変更することができる。(デフォルトは合計になっているはず、そして合計以外を用いることはあまりない気がする)

データバー

値 のメニュー → 「データバー」を選択することによって、値を棒グラフとして表示することができる。これによって、値を相対的に捉えやすくなる。

色の設定

値 から色の変更を選択し、条件付きの色付けを設定することができる。今回は、「売上都道府県ごとの売上金額の平均を下回る場合に赤色で表示する」という設定を加えてみた。(※「○○ごとの平均」についてはこちらの記事を参考に)

ドリル機能

最後に紹介するのはドリル機能である。下の画像は年月ごとの売上金額の合計を表示したピボットであるが、例えば、「2020年6月の売上を日単位で見たい」と思ったときにどうすればいいのだろうか。「新たに日単位のピボットをつくって、さらに2020年6月とフィルターをかけて見る」必要があるのだろうか?

皆さんお分かりのことだと思うが、「新たに日単位のピボットをつくり、2020年6月とフィルターをかけて見る」必要などあるわけがない。カーソルを06/2020の上に移動し右クリックすると、日単位にドリルダウンすることができる。(ピボットに限らず、今まで紹介したウィジェットにもドリル機能は使えるものがあるので、積極的に右クリックしまくってほしい)

2. テーブル

次に、テーブルの紹介。テーブルウィジェットで重要なのは、このウィジェットでは集計を行うことができないということだ。なので、下の画像のようにローデータ、非集計データを表示するのに用いられる。

では、ほとんど似た機能を持つピボットと比較したときに、テーブルは何ができるのか?「集計」という重要な機能を代償に、テーブルは何を得たのか?皆さんも気になりますよね。

答えは、「枠線のバリエーション」「自動の列幅調整」「無限スクロール」の3つである(Turtle調べ)。順に見ていこう。

枠線のバリエーション

テーブルウィジェットでは、枠線を細かく設定することができる。具体的には、「外枠と内枠」「内枠のみ」「行」「列」の4パターンあり、この中からお好みのものをひとつ選択することになる。(ちなみにぼくは「外枠と内枠」が一番好き)

以下に設定と表示の例を載せておいた。正直言うと微々たる違いなので分かりにくいかもしれないが、その辺はご了承いただきたい。

自動の列幅調整

ピボットでは自分で列幅を調整することしかできなかったが、テーブルは列幅の調整を「手動」か「自動」か選択することができる。なお、「自動」を選択するとウィジェットの幅いっぱいに各列が均等の幅で表示される。

また、列幅を「自動」に設定しておくと、ウィジェットの大きさを変更したときも自動で対応してくれる。例えば、ウィジェットを小さくしたときに「手動」だとあっさり見切れるのに対し、「自動」はなんとか全列を表示しようと頑張ってくれる。(ただし限界はある)

無限スクロール

ピボットやテーブルのデフォルトは、ページでデータを表示するようになっている(画像下部)。デザイン設定の「ページサイズ」で1ページ当たりの行数を設定することができる。なお、最大で1ページに200行となっている。

これに加えて、テーブルウィジェットには「無限スクロール」というオプションがある。この設定をオンにすることで単一ページにすべての行を表示させることが可能になる(データ量に限界があるのかは未調査)。

イメージはこんな感じ。

(なんかあれだよね、「無限スクロール」って名前が良いよね。「無限」とか聞くとぼくみたいなタイプの人は心躍るよね。...あれ、そんなことない?)

3. まとめ

今回はピボットとテーブルという似たウィジェットを紹介した。

正直言って、テーブルが集計機能を代償として得たものはいまいちである。枠線の詳細設定・列幅の自動調整・無限スクロール...確かにあると嬉しいっちゃ嬉しい機能だけど、集計機能の方がよっぽど重要な機能であることは間違いない。それに、テーブルだとドリル機能も使えないしね。

「じゃあ何でわざわざSisenseはピボットとテーブルという2つのウィジェットを用意しているの?」と、当然こういう疑問が出てくる。見つけられていないだけで、テーブルにしか無い、もっとクリティカルな機能が存在するのかもしれない...

もし見つけたらまたブログ書きます。このままだと、あまりにもテーブルが不憫だしね!(それにしても、枠線の詳細設定・列幅の自動調整・無限スクロールって、いつかピボットにも追加されそうな気がするのはぼくだけだろうか...そうなったとき、テーブルの存在意義とは...)

それでは。

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