皆さんは「BIツール」という言葉を聞いたことがありますか。

「ビッグデータ」「データドリブン」などの「データ」に関わる言葉の広がりとともに、「BIツール」の重要性も広く認知されるようになりました。

BIツールには、「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類があります。今回は、BIツールを導入するために知っておくべき「クラウド型BI」と「オンプレミス型BI」の違いやそれぞれの特徴・メリットについて解説していきます。

目次

【BIツール】クラウド型とオンプレミス型の違いは?それぞれの特徴やメリット

 

 

BIツールとは

「BI」とは「Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)」、つまり「BIツール」とは、ビジネスに関して企業が蓄積・収集する情報(インテリジェンス)を、経営に活用することに使うための道具(ツール)という意味です。

企業が蓄積・収集するデータは、なにもしないとただの数字の羅列となってしまい、意思決定に役立てることができません。そこで、経営の判断に使いやすいようにデータをビジュアライズ(見える化)することが「BIツール」の役割です。

 

BIツールを導入する時に意識するべきこと

BIツールを導入する際は、まず「どんなデータを」「どのように見たいのか」を決めることが重要です。BIツールを導入することは、経営判断を正しく行うための手段に過ぎません。BIツールを導入することが目的とならないよう、まずは「なぜBIツールを導入するのか」を明確にしましょう。

導入するBIツールを選定する時に意識するべきことは、次の3つです。

  • 機能
  • 費用
  • 時間

 

まず、「機能」です。
「BIツールを導入する目的」を達成するためには、どのような機能が必要なのかを検討します。せっかくBIツールを導入しても、当初の目的が達成できなければ意味がありません。収集したデータを思い通りに見ることができるのかは、必ず確認しておきましょう。

次に意識するのは「費用」です。
BIツールを導入するための費用はどのくらい捻出できるのか(BIツールを導入するための投資額)は、BIツールの機能の次に重要でしょう。

機能が完璧だとしても、BIツールを導入することで得られるメリットよりも投資額のほうが大きくなれば、企業としては赤字投資になってしまいます。BIツールを導入することで得られる見込みのメリットと、BIツールの導入に投資する額のバランスをしっかり見極めましょう。

最後に、BIツールを導入するまでの時間的制約(スケジュール)も忘れてはいけません。
BIツールは来週から必要なのか、1か月後から導入したいのか、もしくは来年でいいのか、導入するまでの時間は、必ず確認しておくことが大切です。

 

「クラウド型BI」「オンプレミス型BI」の特徴

BIツールには「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類があります。

それぞれに特徴があり、「BIツールを導入する目的」や「機能」「費用」「時間」のどれを重視するのかによって、どちらの種類のBIツールを導入すれば良いのかが決まります。

ここから、「クラウド型」と「オンプレミス型」のそれぞれの特徴を紹介します。

 

クラウド型BIの特徴

クラウド型BIツールは、その名の通りクラウド上で管理されるBIツールです。

クラウド型BIツールの特徴は、下記の6つです。

①ハードウェアの運用を自社でする必要がない

クラウド型BIツールの大きな特徴として、クラウドサービスの提供企業が管理するサーバーを利用して、インターネット経由でBIツールを構築・利用するということが挙げられます。

そのため、BIツールを運用するためのハードウェア(いわゆるサーバー)を自社で運用する必要はありません。

②どこからでもアクセスができる

クラウド型BIツールはクラウドで管理されているため、ネットワーク環境さえあればどこからでもアクセスできます。リモートワークが主流である今、自宅や社外のコワーキングスペースでもBIツールにアクセスできるのは、クラウド型BIツールの強みでもあります。

③費用が比較的安い

クラウド型BIツールは、ハードウェア面の初期投資がかからないため、オンプレミス型BIツールと比較すると、安い金額で導入することができます。

④導入までの期間が短い

クラウド型BIツールは、すでに構築されているシステムを利用するため、導入までの期間が短くすみます。

⑤障害発生時、災害発生時のダメージが少ない

障害発生時、災害発生時の復旧作業はクラウドサービスの提供企業が行うため、トラブル発生時の対応を社内で行う必要はありません。

⑥自由度は低い

クラウド型BIツールは、提供企業の環境に依存します。そのため、オンプレミス型に比較すると、BIツール自体の自由度は低くなってしまいます。

 

オンプレミス型BIの特徴

オンプレミス型BIツールは、オンプレミス(on-premises)つまり、 プレミス(Premise、構内、建物)上(on)で管理されるBIツール。簡単に言うと「自社内サーバーで管理されるBIツール」のことです。

以下、オンプレミス型BIツールの特徴を見ていきましょう。

①自社で運用する必要がある

オンプレミス型BIツールの場合、BIツールを運用するサーバー等のハードウェアをすべて自社管理する必要があります。

そのため、サーバー等のハードウェア面の初期投資、さらに、ハードウェアの運用をするシステム人員などを雇用する必要もあることを頭に入れておきましょう。

また、自社で管理するため障害時や災害時のトラブルにも対応しなければなりません。

②自由にカスタマイズできる

オンプレミス型BIツールはすべて自社で管理するため、BIツールの自由度は非常に高いです。既存のBIツールでは目的を達成できない場合などは、オンプレミス型BIツールでカスタマイズすると良いでしょう。

③システムの連携ができる

オンプレミス型BIツールは、他のシステムとの連携自由度も高いです。もし、既存で運営しているシステムとデータ連携をしたい場合なども、オンプレミス型BIツールならば実現可能です。

④セキュリティを強化することができる

オンプレミス型BIツールは、自社内ネットワークで運用されるため、外部からのアクセスリスク(侵入リスク)を減らすことができます。

しかし、クラウドサービスの提供企業もセキュリティ対策をしているため、オンプレミス型=絶対に安全、ということにはなりません。

 

それぞれのメリット

「クラウド型BI」「オンプレミス型BI」の特徴がわかったところで、それぞれのメリットをまとめます。

 

クラウド型BIツールのメリット

クラウド型BIツールは、「費用面」と「時間面」が強みと言えるでしょう。

クラウド型BIツールはサーバー等の初期投資が不要なので、導入コストを抑えることができます。また、運用費用も、サーバー等のハードウェア運用担当者を雇用するよりは、安価に抑えることができます。

また、クラウド型BIツールは既存のサービスを利用する形になるので、サービス登録のみで導入を開始することが可能です。提供企業が運用メンテナンスも行ってくれるので、自社社員の時間を事業本体に使うことができます。

 

オンプレミス型BIツールのメリット

カスタマイズを自由に行えるオンプレミス型BIツールのメリットは、「機能面」でしょう。

既存のBIツールで実現できない機能を実装したり、BIツールと現在使用している別システムとの連携などを目的とする場合は、クラウド型よりオンプレミス型を選ぶのが良いですよ。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。BIツールを導入する時は、導入目的と合わせて「機能」「費用」「時間」の3つを軸に考えると、最適なBIツールを選定することができます。

BIツールを選定する時は、「クラウド型」「オンプレミス型」の特徴を考慮に入れながら、BIツール導入の目的が果たせるようにしましょう。

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執筆者 BI LAB編集室

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