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【QS】1回のSET分析で数式全体に絞り込みを適用させる

2024年1月09日

SET分析の新しい使い方

お疲れ様です。Deckです。

早速ですが、「同じ数式の2個の関数に同じSET分析を適用させたい」とき、皆さんはどうしていますか?

その数式、もっとすっきりとした見た目になるかもしれませんよ。

分析対象データ

今回はこのようなデータを使用します。

数式の2つの例

上記のデータセットで、「大分類名=青果セットの単価はいくらか?」という集計をする数式を作ってみましょう。

「単価=金額/数量」なので、計算ができる数式は2つあります。


Sum({<大分類名={'青果セット'}>} [明細金額])/Count({<大分類名={'青果セット'}>} [明細金額])

{<大分類名={'青果セット'}>} Sum([明細金額])/Count([明細金額])

2つ目の数式は見慣れないですね。

実は、Qlik Senseでは数式の先頭にSET句を置くことでSET分析の効果を数式全体に適用することができます

どちらの数式も「青果セットの金額/青果セットの数量」を集計するので、結果は同じになります。

マスターアイテムでも使える

この機能が真の力を発揮するのは数式がマスターアイテムであるときです。

単価のマスターアイテムを作ってみます。

新しいテーブルを作り、メジャーの数式を入力します。

{<大分類名={'青果セット'}>} [単価(マスターアイテム)]

マスターアイテムのときでもSET分析を使って集計することができました。

おわりに

Qlik Senseでは数式やマスターアイテムの外側からSET分析を適用できるようになり、より柔軟な数式が組み立てられるようになりました。

Deck

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