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【初学者向け】「Trace」でリロードのログにメッセージを出力する方法

2025年10月24日

はじめに

Qlik Sense のスクリプト作成時、思った通りにデータがロードされずリロードエラーとなったり、どの処理でエラーが発生し処理が止まっているのか特定が難しいときがあります。そんなときに役立つのが、スクリプト内でメッセージを出力できる Trace 」関数です。「Trace」 を使うことで、スクリプトの進行状況や変数の値をログに記録でき、
デバッグ(動作確認)やエラー原因の特定を行いやすくなります。

Trace の基本構文

 


実行中の「データロード進行状況」ウィンドウおよび「ロードログファイル(.log)」に記録されます。

※Qlik Sense SaaSを使用しています

データロードエディタ

出力時のログ
Trace」に記載したメッセージがログ上に表示されています。


条件付きで Traceを使用する

If構文と組み合わせることで、特定条件のときだけメッセージを出すこともできます。

<出力条件>
注文テーブルにデータが存在しない場合
「注文データが存在しません。」を出力
注文テーブルにデータが存在する場合
「注文データ件数 = (〇〇)」を出力する

データロードエディタ

出力時のログ
注文テーブルにデータが存在しない場合


注文テーブルにデータが存在する場合

 

おわりに

「Trace」は Qlik Sense のスクリプトデバッグで効果的な関数です。
ロード中にどのようなログを出すかを意識するだけで、スクリプトの品質とトラブル対応スピードを格段に上げることができます。
ぜひ、日々の開発や検証に「 Trace 」を取り入れてみてください。

Jiro

Written by Jiro

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